大台ヶ原の4人(前編) [山歩き]
今日は奈良方面へ。
朝9時過ぎに、
大台ヶ原ビジターセンターの
駐車場に到着。
今日は我々夫婦だけでなく、
知人夫婦も参加。
ご主人は妻さーちゃんの仕事関係の方で、
数年前、ご自宅近くの山などを
案内していただき、他にも色々お世話になった。
(ブログに記録なし)
その方、通称「先生」と、
先生の奥様を加えた4人で
大台ヶ原を巡る計画。
おふたりは我々の親と同世代。
入山規制の無い「東大台」側を
ぐるっと回る「Bコース」を
みんなでゆっくり着実に歩こう。
(地図:上北山村公式HPより)
大台ヶ原は非常に雨が多いが、
今朝は降っていなかった。
気楽にスタートする我々。
しっとり涼しい森を歩く。
時折、立ち止まって
あれこれする我々。
今日は急がない。
むしろ、一緒に過ごせる時間を
大事にする。
1時間も経たないうちに、
最初の目的地、日出(ひので)ヶ岳が
見えてきた。
やぐらのような建物を目指して、
しっかりした木の階段を登る。
階段を登り切ると、
トリカブトが群生していて
ちょっと驚いた。
「リンドウかと思ったが、
よく見たら違うね」と先生。
お互い、「何となくヤバい感」を
感じていたらしい。
ここまで約1時間、
まずは休憩から。
座ってお菓子を食べ、
足腰を休める。
十分に休んだら、記念撮影。
夫婦写真を撮り合うのは
なかなか楽しい。
櫓の上に良い写真があると
先生が言うので登ってみると…
まず、西に見える山々の説明付き
写真が展示されていた。
これは素晴らしい。
しかし、霧が濃いので
実際の風景はこんな感じ。
次に、東に見える山々の
説明付き写真を見る。
富士山まで含まれている。
が、実際はこんな感じ。
気にしないで先に進む我々。
紅葉がもう始まっていた。
次に先生が足を止めたのは正木ヶ原。
「前回は、こんなんじゃなかった。
もっと木がたくさんあった」
というのは、
先生は学生時代に谷を登って
この大台ヶ原を訪れたことがある。
約50年前のことで、
その時はここは森だったそうだ。
言われてみれば、
「正木ヶ原」という地名と
この風景は合ってない。
説明の看板にも、ちゃんと書かれていた。
昭和38年の写真では、確かに森があって
昭和30年代の台風がきっかけで
今の状態になったとのことだ。
今では、代わりに繁殖した
ミヤコザサの間を通って
ウッドデッキの道が伸びている。
ボランティアの方々が、
段差がわかりやすいようにと、
ペンキを塗り直してくれていた。
有難い限り。
先生が、挨拶ついでに50年前の話をすると
若い人は、真面目な顔で聞いてくれていた。
(後編に続く。)