【長文】ひとりで中山連山縦走【辛苦】 [山歩き]
妻が大荷物を背負って、
長野県の高山に挑んでいる時、
夫が家でダラダラしている訳にはいかない。
しかし、台風11号の影響で
大雨になったら仕方ない、
大人しく家で過ごそう。
そう思いつつ、一応早起きしたら
きれいに晴れていた。
あまり気が進まないが、行くか。
阪急山本駅から、
住宅街を歩くこと約15分、
森の入り口に着く。
川沿いに住宅、料亭、寺院などがある
ちょっと不思議な空間を歩いてゆく。
川からの冷気が気持ちいい。
寺院ゾーンを出て少し行き
堰の横の階段を登る。
滑りやすい素材なので
濡れている時は注意が必要。
「中山連山方面」の目印で左折。
手作りの橋を渡らせてもらう。
流されたこともあったが、
その度に掛け直されている。
ありがたい限り。
駅から30分くらい歩いた地点で、
いよいよ岩登りが始まる。
今引き返しても、小一時間の森林ウォークになる。
もう帰っていいかと思ったが、
家に帰ってもひとりで暇になるだろう。
というわけで継続。
久々の岩登り。
晴れていて直射日光を浴びる。
体温がどんどん上がるのがわかり、つらい。
昔六甲山で、似た条件で熱中症になった。
「キリのいいところまで登って休憩しよう」
と思っていたのが失敗だったことを思い出し、
ところどころで止まって、水分を摂りつつ休んだ。
しばらく登ると、
景色が広がってすごくいい。
苦労して登る甲斐がある。
さらに登ると、「折り返し点」と
書かれた看板があった。
ここまで登ったら、今度こそ
もう引き返してもいいような気がしてきた。
しかし、登るより下りる方が怖い。
昔はトラロープが随所に張ってあったのだが、
最近はもう一本もない。
寄付したいところだが、
誰に連絡すればいいか不明。
鉄塔の影の下で休憩。
看板を見ると、大峰山(兵庫県の)
ルートまで書かれている。
この岩場を登って、中山連山縦走して
さらに武田尾あたりまで行くとは、ものすごい。
休憩したら気力復活したので、
岩場を登り切る。
そして、いよいよ山道へ。
はぁ〜…やるか。
なんで今日は、気が進まなかったり
色々グダグダしたりしているかというと
シンプルに暑いから。
たぶん30度は超えている。
ここからの中山連山縦走路は
日当たりが良くて、けっこう暑い。
さらに、登って下ってを
何度も何度も繰り返すルートで
正直言ってかなりしんどい。
鍛えるのには最適なのだが…
縦走路に入ってすぐ、
阪急オアシス(スーパー)が
あるという看板が。
これからの長い道のりを思い出すと
行って涼んで、食糧を買って
最寄駅から帰宅したくなるが、
我慢我慢。
斜めになった木をくぐるところで、
枝を切った突起にぶつからないように、
養生テープを貼ってくれていた。
誰かはわからないが、ありがたい。
さっきの阪急オアシスの目印といい、
この下に新しい宅地が造成されてから
前までより人の手が入っている感じがする。
人がよく歩いている山は、色々と良いものだ。
しかし、ここからが長いのだった。
「中山連山」の中に、正式な山が
いくつあるかは知らないが、
3〜4回は、登って降りてを繰り返す。
こんな暑い日は汗をダラダラかくので、
体力の消耗が早い。
あと広い場所が少なくて、休憩が取りにくい。
(熟練度にもよるだろうけど)
そして、適当に座ったら
目の前にマダニが現れたので
慌てて逃げ出す羽目になった。
一瞬クモかと思ったが、
次の瞬間に気づいて事なきを得た。
万が一、くっつかれていたら
病院行きになっていたと思うと
今日一番のハイライト。
長かったが、ついに中山山頂に迫る。
今日のルートだと「中山連山」の最後の山で、
ここからは中山寺へ降りるだけとなる。
三角点タッチ、と見せかけて寸止め。
妻とふたりでないとタッチしない。
景色もいいし、木陰もあるし
おにぎりと水もあるし、
しばらく休憩していたかったが
さっきのマダニ襲来が忘れられず、
すぐに下山した。
この後、うっかり道を間違ったり
沢で滑ってダメージを受けたりしたが
なんとか中山寺に着いて、
自販機のジュースで祝杯を上げることができた。
塩ライチ何とか(適当)が
めちゃくちゃ美味しかった。
中山寺は珍しく、人の少ない日だった。
お参りをした後、山門を出て
阪急の中山観音駅まで歩いた。
疲れた。あと尻が痛い。
【今日の振り返り】
①阪急山本駅
〜森林ウォーク
〜岩場の取り付きまで
…約30分
②岩登り
〜山道の始まりまで
…約40分
③中山連山縦走
〜中山山頂まで
…約1時間30分
④中山山頂
〜桜台住宅ルート(間違ってタイムロス)
〜沢下りルート(滑ってタイムロス)
〜中山寺
…約2時間
合計、約5時間。
普通は中山山頂から中山寺へ下りるのに
2時間もかからないはずだが、
アクシデント続きで遅くなってしまった。
あと、反省点は水分不足。
ゴール時点で予備の水が
ほとんど残っていなかった。
途中で飲料が買える場所はないので
(例の阪急オアシスに寄らない限り)
最初の住宅街ででもペットボトル+1本
買っておくべきだった。
結局足りたのだが、ひやひやした。
何はともあれ、無事帰宅できたのでOK。
それにしてもやっぱりこのルートは厳しい。
もうちょっと涼しくなったら難度も下がるのだけど。
秋になったらまた来るか。
長野県の高山に挑んでいる時、
夫が家でダラダラしている訳にはいかない。
しかし、台風11号の影響で
大雨になったら仕方ない、
大人しく家で過ごそう。
そう思いつつ、一応早起きしたら
きれいに晴れていた。
あまり気が進まないが、行くか。
阪急山本駅から、
住宅街を歩くこと約15分、
森の入り口に着く。
川沿いに住宅、料亭、寺院などがある
ちょっと不思議な空間を歩いてゆく。
川からの冷気が気持ちいい。
寺院ゾーンを出て少し行き
堰の横の階段を登る。
滑りやすい素材なので
濡れている時は注意が必要。
「中山連山方面」の目印で左折。
手作りの橋を渡らせてもらう。
流されたこともあったが、
その度に掛け直されている。
ありがたい限り。
駅から30分くらい歩いた地点で、
いよいよ岩登りが始まる。
今引き返しても、小一時間の森林ウォークになる。
もう帰っていいかと思ったが、
家に帰ってもひとりで暇になるだろう。
というわけで継続。
久々の岩登り。
晴れていて直射日光を浴びる。
体温がどんどん上がるのがわかり、つらい。
昔六甲山で、似た条件で熱中症になった。
「キリのいいところまで登って休憩しよう」
と思っていたのが失敗だったことを思い出し、
ところどころで止まって、水分を摂りつつ休んだ。
しばらく登ると、
景色が広がってすごくいい。
苦労して登る甲斐がある。
さらに登ると、「折り返し点」と
書かれた看板があった。
ここまで登ったら、今度こそ
もう引き返してもいいような気がしてきた。
しかし、登るより下りる方が怖い。
昔はトラロープが随所に張ってあったのだが、
最近はもう一本もない。
寄付したいところだが、
誰に連絡すればいいか不明。
鉄塔の影の下で休憩。
看板を見ると、大峰山(兵庫県の)
ルートまで書かれている。
この岩場を登って、中山連山縦走して
さらに武田尾あたりまで行くとは、ものすごい。
休憩したら気力復活したので、
岩場を登り切る。
そして、いよいよ山道へ。
はぁ〜…やるか。
なんで今日は、気が進まなかったり
色々グダグダしたりしているかというと
シンプルに暑いから。
たぶん30度は超えている。
ここからの中山連山縦走路は
日当たりが良くて、けっこう暑い。
さらに、登って下ってを
何度も何度も繰り返すルートで
正直言ってかなりしんどい。
鍛えるのには最適なのだが…
縦走路に入ってすぐ、
阪急オアシス(スーパー)が
あるという看板が。
これからの長い道のりを思い出すと
行って涼んで、食糧を買って
最寄駅から帰宅したくなるが、
我慢我慢。
斜めになった木をくぐるところで、
枝を切った突起にぶつからないように、
養生テープを貼ってくれていた。
誰かはわからないが、ありがたい。
さっきの阪急オアシスの目印といい、
この下に新しい宅地が造成されてから
前までより人の手が入っている感じがする。
人がよく歩いている山は、色々と良いものだ。
しかし、ここからが長いのだった。
「中山連山」の中に、正式な山が
いくつあるかは知らないが、
3〜4回は、登って降りてを繰り返す。
こんな暑い日は汗をダラダラかくので、
体力の消耗が早い。
あと広い場所が少なくて、休憩が取りにくい。
(熟練度にもよるだろうけど)
そして、適当に座ったら
目の前にマダニが現れたので
慌てて逃げ出す羽目になった。
一瞬クモかと思ったが、
次の瞬間に気づいて事なきを得た。
万が一、くっつかれていたら
病院行きになっていたと思うと
今日一番のハイライト。
長かったが、ついに中山山頂に迫る。
今日のルートだと「中山連山」の最後の山で、
ここからは中山寺へ降りるだけとなる。
三角点タッチ、と見せかけて寸止め。
妻とふたりでないとタッチしない。
景色もいいし、木陰もあるし
おにぎりと水もあるし、
しばらく休憩していたかったが
さっきのマダニ襲来が忘れられず、
すぐに下山した。
この後、うっかり道を間違ったり
沢で滑ってダメージを受けたりしたが
なんとか中山寺に着いて、
自販機のジュースで祝杯を上げることができた。
塩ライチ何とか(適当)が
めちゃくちゃ美味しかった。
中山寺は珍しく、人の少ない日だった。
お参りをした後、山門を出て
阪急の中山観音駅まで歩いた。
疲れた。あと尻が痛い。
【今日の振り返り】
①阪急山本駅
〜森林ウォーク
〜岩場の取り付きまで
…約30分
②岩登り
〜山道の始まりまで
…約40分
③中山連山縦走
〜中山山頂まで
…約1時間30分
④中山山頂
〜桜台住宅ルート(間違ってタイムロス)
〜沢下りルート(滑ってタイムロス)
〜中山寺
…約2時間
合計、約5時間。
普通は中山山頂から中山寺へ下りるのに
2時間もかからないはずだが、
アクシデント続きで遅くなってしまった。
あと、反省点は水分不足。
ゴール時点で予備の水が
ほとんど残っていなかった。
途中で飲料が買える場所はないので
(例の阪急オアシスに寄らない限り)
最初の住宅街ででもペットボトル+1本
買っておくべきだった。
結局足りたのだが、ひやひやした。
何はともあれ、無事帰宅できたのでOK。
それにしてもやっぱりこのルートは厳しい。
もうちょっと涼しくなったら難度も下がるのだけど。
秋になったらまた来るか。