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【迷走】中山下山【尻餅】 [山歩き]

昨日、非常に辛かった
中山連山縦走の下山編。

嫌で思い出したくないが
忘れる訳にもいかない。

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まず、中山山頂に着いたが
すぐに降り始めた。
多分これが良くなかった。

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早く降りたいと焦って、
中山寺方面への道を見つけるのに
けっこう時間がかかってしまった。
山頂でゆっくり休憩していれば、
気持ちが落ち着いて、
この小さな看板もすぐ見つけられたかも。

この後、早まって
誤った道を左に降りてしまう。
しかも、風景が違うのに気づかず
ずっと降り続けた。

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結果、見たこともない道路に
出てしまった。
住宅街のほうに繋がっていると思うが、
一度も行ったことがない。
仕方なく、降りてきた道を引き返す。

また無駄に登るのか…と思うと
気持ちが下向きになってきたので
iPhoneで「残響讃歌」をかけることにした。



音楽の力で再び気力を取り戻し、
登り続ける。いい感じだ。
そう思っていた矢先…


ぷ つ っ


と音楽が止まった。
んん!? と慌ててiPhoneを見ると、
Musicの画面が表示されていた。
さっき曲をかけた後、
画面をロックするのを忘れて、
ポケットの中でこすれて停止した

…で本当にいいんだろうか。

とか思ってしまい、しばらく足を止めて
無駄にキョロキョロしていた。
もちろん何もなかった。

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さっき間違った分岐に戻り、
正しい方に向かう。
次に気づいたのは、
のっぺらぼうの看板だった。
看板再整備してくれるなら、
いくらかでも寄付するのに。

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少し歩くと、すぐ、
懐しい看板があった。
これは大事な看板だから、
しっかりしている。
左に曲がって天空塚方面へ。
今度こそ間違いない。

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久々の天空塚より。
ここでも休まなかった。
さっき道を間違ってタイムロスして、
水も余分に飲んでしまった。
早く降りないと、と
さらに焦ってきていたのだ。

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そして、運命の沢に入った。
毎回、危ないと感じるところ。
今日は特に危ないと思っていたが、
案の定、滑った。

気をつけていたはずなのに、
右足がつるっと滑って、
次の瞬間には体の右半分が
岩にぶつかった。
激しい痛みだった。

休憩不足で、足の踏ん張りが
効かなくなっていたのか…

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しかし打ちどころは良かったようで、
すぐに立ち上がって歩くことができた。
しばし、水の中にたたずんで
頭を冷やした。
足も冷えるかなと思ったが、
そうでもなかった。

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岩にぶつかった時は激痛で、
深刻なダメージかもと思ったけれど、
痛みは持続しなかった。
逆に頭が冴えた。
気合が入ったと言うべきか。

もう遅くなってもいいので、
2度と転ばずに帰ることを目標にした。

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それにしても、沢で滑ったのに
この程度で済んで本当に良かった。
何に感謝していいかわからなかったので、
川の噴水の前で立ち止まり、手を合わせた。

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じわじわ降りていき、
堤のところまで来ると、
いよいよもう一息。

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長かった…
この時点ではまだ終わっていないが、
山道からは抜けた。
もうちょっと歩けば中山寺、
自販機もベンチもあり、
その先には駅もお店も何でもある。
ひと安心。

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それにしても、大変な一日だった。
家に着くと、張り詰めていた気が抜けて
倒れこみそうになった。
右半身が全体的に痛い。
細かく見ると、
・右手首あたり、打身
・右肘あたり、擦り傷
・右の尻、打身
・右膝、擦り傷
・右足首あたり、打身

といったところ。
先月首がピキっとした時の湿布
けっこう余っていたが、
今になって大活躍するとは。
やっぱり運がいい。

しかもこの晩、妻が予定を切り上げて
一日早く帰ってきてくれた。
現地が雨で、一泊減らしたのだった。
ふたりで洗濯、食事、休息。
良かった良かった。

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