「アリータ: バトル・エンジェル」(2019)

映画「アリータ: バトル・エンジェル」の先行上映に行きました。

原作は木城ゆきとの漫画「銃夢」(ガンム)。
原作の主人公はガリィという名前でしたが、
英語版コミックでは「Alita(アリータ)」に変更されました。
英語版の名前が今回の映画のタイトルになったわけですね。

原作の連載が始まったのが1990年、
10代だった私は、コミックスを買って何百回と読み返しました。
実家の自分の部屋は色々片付けましたが、「銃夢」は本棚に置いています。
間違いなく私が少年時代に一番好きだった漫画です。

そして去年…
その作品が実写映画化すると決まり、
嬉しさよりも怖さに襲われました。

有名漫画の実写映画にありがちな、
なんとも言いようのない出来だったらどうしよう…

いや、「アバター」のジェームズ・キャメロンと、
あと個人的に好きなロバート・ロドリゲスが手がけるなら
そんな訳が…

いやいや、ああいう人たちは「銃夢」のSFアクション的な要素にばかり
目が行ってしまい、「人間とは」というメッセージを伝えきれないのでは…

そして私は、期待するのをやめました。
だが先行上映には行きました。
人生に大きな影響を与えた漫画の、
絶対ないと思っていた実写映画化、
しかもハリウッド映画です。
見なくて後悔するくらいなら見て後悔しましょう。
妻さーちゃんは、原作を全く知らないのですが
ついて来てもらいました。



約2時間後、終幕。
私は、ただただ幸せでした。
何がって、語りつくせない。



「#見ればわかる」