大台ヶ原の4人(前編) [山歩き]
今日は奈良方面へ。
朝9時過ぎに、
大台ヶ原ビジターセンターの
駐車場に到着。
今日は我々夫婦だけでなく、
知人夫婦も参加。
ご主人は妻さーちゃんの仕事関係の方で、
数年前、ご自宅近くの山などを
案内していただき、他にも色々お世話になった。
(ブログに記録なし)
その方、通称「先生」と、
先生の奥様を加えた4人で
大台ヶ原を巡る計画。
おふたりは我々の親と同世代。
入山規制の無い「東大台」側を
ぐるっと回る「Bコース」を
みんなでゆっくり着実に歩こう。
(地図:上北山村公式HPより)
大台ヶ原は非常に雨が多いが、
今朝は降っていなかった。
気楽にスタートする我々。
しっとり涼しい森を歩く。
時折、立ち止まって
あれこれする我々。
今日は急がない。
むしろ、一緒に過ごせる時間を
大事にする。
1時間も経たないうちに、
最初の目的地、日出(ひので)ヶ岳が
見えてきた。
やぐらのような建物を目指して、
しっかりした木の階段を登る。
階段を登り切ると、
トリカブトが群生していて
ちょっと驚いた。
「リンドウかと思ったが、
よく見たら違うね」と先生。
お互い、「何となくヤバい感」を
感じていたらしい。
ここまで約1時間、
まずは休憩から。
座ってお菓子を食べ、
足腰を休める。
十分に休んだら、記念撮影。
夫婦写真を撮り合うのは
なかなか楽しい。
櫓の上に良い写真があると
先生が言うので登ってみると…
まず、西に見える山々の説明付き
写真が展示されていた。
これは素晴らしい。
しかし、霧が濃いので
実際の風景はこんな感じ。
次に、東に見える山々の
説明付き写真を見る。
富士山まで含まれている。
が、実際はこんな感じ。
気にしないで先に進む我々。
紅葉がもう始まっていた。
次に先生が足を止めたのは正木ヶ原。
「前回は、こんなんじゃなかった。
もっと木がたくさんあった」
というのは、
先生は学生時代に谷を登って
この大台ヶ原を訪れたことがある。
約50年前のことで、
その時はここは森だったそうだ。
言われてみれば、
「正木ヶ原」という地名と
この風景は合ってない。
説明の看板にも、ちゃんと書かれていた。
昭和38年の写真では、確かに森があって
昭和30年代の台風がきっかけで
今の状態になったとのことだ。
今では、代わりに繁殖した
ミヤコザサの間を通って
ウッドデッキの道が伸びている。
ボランティアの方々が、
段差がわかりやすいようにと、
ペンキを塗り直してくれていた。
有難い限り。
先生が、挨拶ついでに50年前の話をすると
若い人は、真面目な顔で聞いてくれていた。
(後編に続く。)
God Save the Queen [ニュース]
今朝起きてショックだった。
「英市民が女王追悼、バッキンガム宮殿前で「ゴッド・セーブ・ザ・クイーン」」
ロイタージャパンより
イギリスの人々にとって、
「一つの時代が終わった」とは
正にこのことだろう。
ちいかわBOXティッシュ入手 [キャラクター]
ちいかわBOXティッシュ、
売ってないので諦めてたら、
親族からもらえてしまった。
数量限定 お店で買える!オリジナルBOXティッシュ
親族の住むあたりでは
あちこちで色々なちいかわグッズが
売っているらしい。
天国か? いや、もし行ったら出費地獄だ。
登記情報提供サービスの利用時間の拡大について [ニュース]
郵便物が来たので何かと思ったら、
登記情報提供サービスの利用時間の拡大について
ということで、平日の8:30am〜9:00pmしか
やってなかった当期情報提供サービスが、
大幅に利用時間拡大とのこと。
平日は11:00pmまで延長、
土日祝にも使えるようになるという。
ようやく気づいてくれたのか、
登記情報提供は儲かると言うことに。
うちにも不動産屋から頻繁に
「売りませんか」という郵便物が届くし、
私自身、時折利用している。
たまに実家の登記情報を引いて、
名義がそのまま、土地転がしされていない
ことを確認すると、安心するものだ。
安心料、約300円は安い。
U-NEXTで「ドゥームパトロール」「ピースメイカー」「ハウスオブザドラゴン」を [映画・動画]
2022年8月末、
今年もU-NEXT無料視聴1ヶ月を得た。
まずはDCコミック原作の
「ドゥームパトロール」S2から。
「マーベル社のスタン・リーは
これを読んでインスパイアされ、
X-MENを創った」と
「ドゥーム・パトロール」の原作者は
語ったとか。
真偽のほどはともかく、地味に面白い。
しかし、「ドゥーム・パトロール」S2を
3話ほど見た後、「ピースメイカー」に
気づいてしまった。
映画「ザ・スーサイド・スクワッド」に
登場した同名キャラのスピンオフ作品。
と聞くと、
「なんでこいつをスピンオフさせたんだ」
としか思えないが、
実際に見てみないとわかるまい。
これは…
非常に…
圧倒的な…
下 品 さ
ジェームズ・ガン監督、
こんなのがやりたかったのか…?
なお、YouTubeの予告編は
本編の下品さの5%程度しか見せていない。
(というか見せられない。絶対)
その後、「ゲームオブスローンズ」の新作
「ハウスオブザドラゴン」があるのに気づいた。
(作中の歴史で言うと前日譚)
「ゲームオブスローンズ」で
デナーリス推しだった人には
たまらない、ターガリエン家の物語。
「ピースメイカー」より
こっち先に見れば良かった…
と思ったら、この前始まって、
毎週月曜に1話ずつ追加されるので
まだS1最終話までは遠い模様。
無料期間切れるな…
U-NEXTめ、やってくれる。
【迷走】中山下山【尻餅】 [山歩き]
昨日、非常に辛かった
中山連山縦走の下山編。
嫌で思い出したくないが
忘れる訳にもいかない。
まず、中山山頂に着いたが
すぐに降り始めた。
多分これが良くなかった。
早く降りたいと焦って、
中山寺方面への道を見つけるのに
けっこう時間がかかってしまった。
山頂でゆっくり休憩していれば、
気持ちが落ち着いて、
この小さな看板もすぐ見つけられたかも。
この後、早まって
誤った道を左に降りてしまう。
しかも、風景が違うのに気づかず
ずっと降り続けた。
結果、見たこともない道路に
出てしまった。
住宅街のほうに繋がっていると思うが、
一度も行ったことがない。
仕方なく、降りてきた道を引き返す。
また無駄に登るのか…と思うと
気持ちが下向きになってきたので
iPhoneで「残響讃歌」をかけることにした。
音楽の力で再び気力を取り戻し、
登り続ける。いい感じだ。
そう思っていた矢先…
ぷ つ っ
と音楽が止まった。
んん!? と慌ててiPhoneを見ると、
Musicの画面が表示されていた。
さっき曲をかけた後、
画面をロックするのを忘れて、
ポケットの中でこすれて停止した
…で本当にいいんだろうか。
とか思ってしまい、しばらく足を止めて
無駄にキョロキョロしていた。
もちろん何もなかった。
さっき間違った分岐に戻り、
正しい方に向かう。
次に気づいたのは、
のっぺらぼうの看板だった。
看板再整備してくれるなら、
いくらかでも寄付するのに。
少し歩くと、すぐ、
懐しい看板があった。
これは大事な看板だから、
しっかりしている。
左に曲がって天空塚方面へ。
今度こそ間違いない。
久々の天空塚より。
ここでも休まなかった。
さっき道を間違ってタイムロスして、
水も余分に飲んでしまった。
早く降りないと、と
さらに焦ってきていたのだ。
そして、運命の沢に入った。
毎回、危ないと感じるところ。
今日は特に危ないと思っていたが、
案の定、滑った。
気をつけていたはずなのに、
右足がつるっと滑って、
次の瞬間には体の右半分が
岩にぶつかった。
激しい痛みだった。
休憩不足で、足の踏ん張りが
効かなくなっていたのか…
しかし打ちどころは良かったようで、
すぐに立ち上がって歩くことができた。
しばし、水の中にたたずんで
頭を冷やした。
足も冷えるかなと思ったが、
そうでもなかった。
岩にぶつかった時は激痛で、
深刻なダメージかもと思ったけれど、
痛みは持続しなかった。
逆に頭が冴えた。
気合が入ったと言うべきか。
もう遅くなってもいいので、
2度と転ばずに帰ることを目標にした。
それにしても、沢で滑ったのに
この程度で済んで本当に良かった。
何に感謝していいかわからなかったので、
川の噴水の前で立ち止まり、手を合わせた。
じわじわ降りていき、
堤のところまで来ると、
いよいよもう一息。
長かった…
この時点ではまだ終わっていないが、
山道からは抜けた。
もうちょっと歩けば中山寺、
自販機もベンチもあり、
その先には駅もお店も何でもある。
ひと安心。
それにしても、大変な一日だった。
家に着くと、張り詰めていた気が抜けて
倒れこみそうになった。
右半身が全体的に痛い。
細かく見ると、
・右手首あたり、打身
・右肘あたり、擦り傷
・右の尻、打身
・右膝、擦り傷
・右足首あたり、打身
といったところ。
先月首がピキっとした時の湿布、
けっこう余っていたが、
今になって大活躍するとは。
やっぱり運がいい。
しかもこの晩、妻が予定を切り上げて
一日早く帰ってきてくれた。
現地が雨で、一泊減らしたのだった。
ふたりで洗濯、食事、休息。
良かった良かった。
中山連山縦走の下山編。
嫌で思い出したくないが
忘れる訳にもいかない。
まず、中山山頂に着いたが
すぐに降り始めた。
多分これが良くなかった。
早く降りたいと焦って、
中山寺方面への道を見つけるのに
けっこう時間がかかってしまった。
山頂でゆっくり休憩していれば、
気持ちが落ち着いて、
この小さな看板もすぐ見つけられたかも。
この後、早まって
誤った道を左に降りてしまう。
しかも、風景が違うのに気づかず
ずっと降り続けた。
結果、見たこともない道路に
出てしまった。
住宅街のほうに繋がっていると思うが、
一度も行ったことがない。
仕方なく、降りてきた道を引き返す。
また無駄に登るのか…と思うと
気持ちが下向きになってきたので
iPhoneで「残響讃歌」をかけることにした。
音楽の力で再び気力を取り戻し、
登り続ける。いい感じだ。
そう思っていた矢先…
ぷ つ っ
と音楽が止まった。
んん!? と慌ててiPhoneを見ると、
Musicの画面が表示されていた。
さっき曲をかけた後、
画面をロックするのを忘れて、
ポケットの中でこすれて停止した
…で本当にいいんだろうか。
とか思ってしまい、しばらく足を止めて
無駄にキョロキョロしていた。
もちろん何もなかった。
さっき間違った分岐に戻り、
正しい方に向かう。
次に気づいたのは、
のっぺらぼうの看板だった。
看板再整備してくれるなら、
いくらかでも寄付するのに。
少し歩くと、すぐ、
懐しい看板があった。
これは大事な看板だから、
しっかりしている。
左に曲がって天空塚方面へ。
今度こそ間違いない。
久々の天空塚より。
ここでも休まなかった。
さっき道を間違ってタイムロスして、
水も余分に飲んでしまった。
早く降りないと、と
さらに焦ってきていたのだ。
そして、運命の沢に入った。
毎回、危ないと感じるところ。
今日は特に危ないと思っていたが、
案の定、滑った。
気をつけていたはずなのに、
右足がつるっと滑って、
次の瞬間には体の右半分が
岩にぶつかった。
激しい痛みだった。
休憩不足で、足の踏ん張りが
効かなくなっていたのか…
しかし打ちどころは良かったようで、
すぐに立ち上がって歩くことができた。
しばし、水の中にたたずんで
頭を冷やした。
足も冷えるかなと思ったが、
そうでもなかった。
岩にぶつかった時は激痛で、
深刻なダメージかもと思ったけれど、
痛みは持続しなかった。
逆に頭が冴えた。
気合が入ったと言うべきか。
もう遅くなってもいいので、
2度と転ばずに帰ることを目標にした。
それにしても、沢で滑ったのに
この程度で済んで本当に良かった。
何に感謝していいかわからなかったので、
川の噴水の前で立ち止まり、手を合わせた。
じわじわ降りていき、
堤のところまで来ると、
いよいよもう一息。
長かった…
この時点ではまだ終わっていないが、
山道からは抜けた。
もうちょっと歩けば中山寺、
自販機もベンチもあり、
その先には駅もお店も何でもある。
ひと安心。
それにしても、大変な一日だった。
家に着くと、張り詰めていた気が抜けて
倒れこみそうになった。
右半身が全体的に痛い。
細かく見ると、
・右手首あたり、打身
・右肘あたり、擦り傷
・右の尻、打身
・右膝、擦り傷
・右足首あたり、打身
といったところ。
先月首がピキっとした時の湿布、
けっこう余っていたが、
今になって大活躍するとは。
やっぱり運がいい。
しかもこの晩、妻が予定を切り上げて
一日早く帰ってきてくれた。
現地が雨で、一泊減らしたのだった。
ふたりで洗濯、食事、休息。
良かった良かった。
【長文】ひとりで中山連山縦走【辛苦】 [山歩き]
妻が大荷物を背負って、
長野県の高山に挑んでいる時、
夫が家でダラダラしている訳にはいかない。
しかし、台風11号の影響で
大雨になったら仕方ない、
大人しく家で過ごそう。
そう思いつつ、一応早起きしたら
きれいに晴れていた。
あまり気が進まないが、行くか。
阪急山本駅から、
住宅街を歩くこと約15分、
森の入り口に着く。
川沿いに住宅、料亭、寺院などがある
ちょっと不思議な空間を歩いてゆく。
川からの冷気が気持ちいい。
寺院ゾーンを出て少し行き
堰の横の階段を登る。
滑りやすい素材なので
濡れている時は注意が必要。
「中山連山方面」の目印で左折。
手作りの橋を渡らせてもらう。
流されたこともあったが、
その度に掛け直されている。
ありがたい限り。
駅から30分くらい歩いた地点で、
いよいよ岩登りが始まる。
今引き返しても、小一時間の森林ウォークになる。
もう帰っていいかと思ったが、
家に帰ってもひとりで暇になるだろう。
というわけで継続。
久々の岩登り。
晴れていて直射日光を浴びる。
体温がどんどん上がるのがわかり、つらい。
昔六甲山で、似た条件で熱中症になった。
「キリのいいところまで登って休憩しよう」
と思っていたのが失敗だったことを思い出し、
ところどころで止まって、水分を摂りつつ休んだ。
しばらく登ると、
景色が広がってすごくいい。
苦労して登る甲斐がある。
さらに登ると、「折り返し点」と
書かれた看板があった。
ここまで登ったら、今度こそ
もう引き返してもいいような気がしてきた。
しかし、登るより下りる方が怖い。
昔はトラロープが随所に張ってあったのだが、
最近はもう一本もない。
寄付したいところだが、
誰に連絡すればいいか不明。
鉄塔の影の下で休憩。
看板を見ると、大峰山(兵庫県の)
ルートまで書かれている。
この岩場を登って、中山連山縦走して
さらに武田尾あたりまで行くとは、ものすごい。
休憩したら気力復活したので、
岩場を登り切る。
そして、いよいよ山道へ。
はぁ〜…やるか。
なんで今日は、気が進まなかったり
色々グダグダしたりしているかというと
シンプルに暑いから。
たぶん30度は超えている。
ここからの中山連山縦走路は
日当たりが良くて、けっこう暑い。
さらに、登って下ってを
何度も何度も繰り返すルートで
正直言ってかなりしんどい。
鍛えるのには最適なのだが…
縦走路に入ってすぐ、
阪急オアシス(スーパー)が
あるという看板が。
これからの長い道のりを思い出すと
行って涼んで、食糧を買って
最寄駅から帰宅したくなるが、
我慢我慢。
斜めになった木をくぐるところで、
枝を切った突起にぶつからないように、
養生テープを貼ってくれていた。
誰かはわからないが、ありがたい。
さっきの阪急オアシスの目印といい、
この下に新しい宅地が造成されてから
前までより人の手が入っている感じがする。
人がよく歩いている山は、色々と良いものだ。
しかし、ここからが長いのだった。
「中山連山」の中に、正式な山が
いくつあるかは知らないが、
3〜4回は、登って降りてを繰り返す。
こんな暑い日は汗をダラダラかくので、
体力の消耗が早い。
あと広い場所が少なくて、休憩が取りにくい。
(熟練度にもよるだろうけど)
そして、適当に座ったら
目の前にマダニが現れたので
慌てて逃げ出す羽目になった。
一瞬クモかと思ったが、
次の瞬間に気づいて事なきを得た。
万が一、くっつかれていたら
病院行きになっていたと思うと
今日一番のハイライト。
長かったが、ついに中山山頂に迫る。
今日のルートだと「中山連山」の最後の山で、
ここからは中山寺へ降りるだけとなる。
三角点タッチ、と見せかけて寸止め。
妻とふたりでないとタッチしない。
景色もいいし、木陰もあるし
おにぎりと水もあるし、
しばらく休憩していたかったが
さっきのマダニ襲来が忘れられず、
すぐに下山した。
この後、うっかり道を間違ったり
沢で滑ってダメージを受けたりしたが
なんとか中山寺に着いて、
自販機のジュースで祝杯を上げることができた。
塩ライチ何とか(適当)が
めちゃくちゃ美味しかった。
中山寺は珍しく、人の少ない日だった。
お参りをした後、山門を出て
阪急の中山観音駅まで歩いた。
疲れた。あと尻が痛い。
【今日の振り返り】
①阪急山本駅
〜森林ウォーク
〜岩場の取り付きまで
…約30分
②岩登り
〜山道の始まりまで
…約40分
③中山連山縦走
〜中山山頂まで
…約1時間30分
④中山山頂
〜桜台住宅ルート(間違ってタイムロス)
〜沢下りルート(滑ってタイムロス)
〜中山寺
…約2時間
合計、約5時間。
普通は中山山頂から中山寺へ下りるのに
2時間もかからないはずだが、
アクシデント続きで遅くなってしまった。
あと、反省点は水分不足。
ゴール時点で予備の水が
ほとんど残っていなかった。
途中で飲料が買える場所はないので
(例の阪急オアシスに寄らない限り)
最初の住宅街ででもペットボトル+1本
買っておくべきだった。
結局足りたのだが、ひやひやした。
何はともあれ、無事帰宅できたのでOK。
それにしてもやっぱりこのルートは厳しい。
もうちょっと涼しくなったら難度も下がるのだけど。
秋になったらまた来るか。
長野県の高山に挑んでいる時、
夫が家でダラダラしている訳にはいかない。
しかし、台風11号の影響で
大雨になったら仕方ない、
大人しく家で過ごそう。
そう思いつつ、一応早起きしたら
きれいに晴れていた。
あまり気が進まないが、行くか。
阪急山本駅から、
住宅街を歩くこと約15分、
森の入り口に着く。
川沿いに住宅、料亭、寺院などがある
ちょっと不思議な空間を歩いてゆく。
川からの冷気が気持ちいい。
寺院ゾーンを出て少し行き
堰の横の階段を登る。
滑りやすい素材なので
濡れている時は注意が必要。
「中山連山方面」の目印で左折。
手作りの橋を渡らせてもらう。
流されたこともあったが、
その度に掛け直されている。
ありがたい限り。
駅から30分くらい歩いた地点で、
いよいよ岩登りが始まる。
今引き返しても、小一時間の森林ウォークになる。
もう帰っていいかと思ったが、
家に帰ってもひとりで暇になるだろう。
というわけで継続。
久々の岩登り。
晴れていて直射日光を浴びる。
体温がどんどん上がるのがわかり、つらい。
昔六甲山で、似た条件で熱中症になった。
「キリのいいところまで登って休憩しよう」
と思っていたのが失敗だったことを思い出し、
ところどころで止まって、水分を摂りつつ休んだ。
しばらく登ると、
景色が広がってすごくいい。
苦労して登る甲斐がある。
さらに登ると、「折り返し点」と
書かれた看板があった。
ここまで登ったら、今度こそ
もう引き返してもいいような気がしてきた。
しかし、登るより下りる方が怖い。
昔はトラロープが随所に張ってあったのだが、
最近はもう一本もない。
寄付したいところだが、
誰に連絡すればいいか不明。
鉄塔の影の下で休憩。
看板を見ると、大峰山(兵庫県の)
ルートまで書かれている。
この岩場を登って、中山連山縦走して
さらに武田尾あたりまで行くとは、ものすごい。
休憩したら気力復活したので、
岩場を登り切る。
そして、いよいよ山道へ。
はぁ〜…やるか。
なんで今日は、気が進まなかったり
色々グダグダしたりしているかというと
シンプルに暑いから。
たぶん30度は超えている。
ここからの中山連山縦走路は
日当たりが良くて、けっこう暑い。
さらに、登って下ってを
何度も何度も繰り返すルートで
正直言ってかなりしんどい。
鍛えるのには最適なのだが…
縦走路に入ってすぐ、
阪急オアシス(スーパー)が
あるという看板が。
これからの長い道のりを思い出すと
行って涼んで、食糧を買って
最寄駅から帰宅したくなるが、
我慢我慢。
斜めになった木をくぐるところで、
枝を切った突起にぶつからないように、
養生テープを貼ってくれていた。
誰かはわからないが、ありがたい。
さっきの阪急オアシスの目印といい、
この下に新しい宅地が造成されてから
前までより人の手が入っている感じがする。
人がよく歩いている山は、色々と良いものだ。
しかし、ここからが長いのだった。
「中山連山」の中に、正式な山が
いくつあるかは知らないが、
3〜4回は、登って降りてを繰り返す。
こんな暑い日は汗をダラダラかくので、
体力の消耗が早い。
あと広い場所が少なくて、休憩が取りにくい。
(熟練度にもよるだろうけど)
そして、適当に座ったら
目の前にマダニが現れたので
慌てて逃げ出す羽目になった。
一瞬クモかと思ったが、
次の瞬間に気づいて事なきを得た。
万が一、くっつかれていたら
病院行きになっていたと思うと
今日一番のハイライト。
長かったが、ついに中山山頂に迫る。
今日のルートだと「中山連山」の最後の山で、
ここからは中山寺へ降りるだけとなる。
三角点タッチ、と見せかけて寸止め。
妻とふたりでないとタッチしない。
景色もいいし、木陰もあるし
おにぎりと水もあるし、
しばらく休憩していたかったが
さっきのマダニ襲来が忘れられず、
すぐに下山した。
この後、うっかり道を間違ったり
沢で滑ってダメージを受けたりしたが
なんとか中山寺に着いて、
自販機のジュースで祝杯を上げることができた。
塩ライチ何とか(適当)が
めちゃくちゃ美味しかった。
中山寺は珍しく、人の少ない日だった。
お参りをした後、山門を出て
阪急の中山観音駅まで歩いた。
疲れた。あと尻が痛い。
【今日の振り返り】
①阪急山本駅
〜森林ウォーク
〜岩場の取り付きまで
…約30分
②岩登り
〜山道の始まりまで
…約40分
③中山連山縦走
〜中山山頂まで
…約1時間30分
④中山山頂
〜桜台住宅ルート(間違ってタイムロス)
〜沢下りルート(滑ってタイムロス)
〜中山寺
…約2時間
合計、約5時間。
普通は中山山頂から中山寺へ下りるのに
2時間もかからないはずだが、
アクシデント続きで遅くなってしまった。
あと、反省点は水分不足。
ゴール時点で予備の水が
ほとんど残っていなかった。
途中で飲料が買える場所はないので
(例の阪急オアシスに寄らない限り)
最初の住宅街ででもペットボトル+1本
買っておくべきだった。
結局足りたのだが、ひやひやした。
何はともあれ、無事帰宅できたのでOK。
それにしてもやっぱりこのルートは厳しい。
もうちょっと涼しくなったら難度も下がるのだけど。
秋になったらまた来るか。
妻、遠征に旅立つ [日記]
(特に関係はないが今日の昼食)
今日から妻さーちゃん、
久々の遠征へ。
私は珍しく留守番。
前回の金剛山登山で、
妻だけ重い荷物を背負って登ったのは
実はこのための練習だった。
夕方、レンタカーを借りて
家に荷物をピックアップしに戻ってきた。
モンベルカードを忘れていたので、渡す。
ついでに虫除けとチョコも渡す。
22時すぎごろ、長野県のホテルから電話。
何か取りに車に戻って、
すぐ部屋に戻る最中だった。
半時間ほど話した。
明日の朝は5時スタートとのこと。
くれぐれも危ない時は撤退するよう伝える。
台風11号の影響はまだ出てないようだけど、
高山の天気はわからない。
ひとりで暇なので、U-NEXTで
「ドゥーム・パトロール」の続きでも見よう。
(例年、無料再トライアル1ヶ月がある)