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昭和のカルピスの思い出 [日記]

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我が家では、2013年にmisdo×カルピス[レジスタードトレードマーク]キャンペーンでもらった
カルピスグラス&マドラーがある。

入手して以来、普通のグラスとして使っていたが
ついにこの夏、本来の用途に使ってみた。
グラスの目盛り「うすめ」「おすすめ」「こいめ」のうち
最初は「おすすめ」のところまでカルピスの原液を入れ、
上から水を注いで混ぜる。

子供の頃、夏は必ずカルピスがあった。
1980年代、小学生の頃のカルピスは大きなガラス瓶だった。
誰かが祖父母にお中元で送ったものを、
何本か分けてもらっていたと記憶している。
自分たちで作っていいと言われると嬉しくて、
最初の頃は大騒ぎしながら作った。

ずっしり重いガラス瓶の原液を冷蔵庫から出す。
これだけで大仕事をしている気になった。
包装紙をガサガサ言わせて注ぎ口を出し、
氷を入れたコップに原液を注ぐ。
その後、水道水を注いで、ストローで混ぜる。
出来上がりの味が毎回違っていて、
薄すぎるとか濃すぎるとか言いながら飲んでいた。
だいたい毎回美味しかった。

今思うと、最初に氷を入れていたから
原液と水のバランスがわからなくなって、
毎回違う味になっていたのがわかる。

今の原液は470mlのペットボトルに入っていて、
軽くて扱いやすい。注ぎ口のパーツも良くできていて、
注いだ後に口を拭き取る必要も無い。
昔のはよく瓶の口の周りがベタベタした。

そんな思い出を妻と話しながら作る。
ちゃんと目盛りに沿って作り、
お腹が冷えると困るので氷は入れない。

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30年以上ぶりに、大人のやり方で作ってみても、
やっぱりカルピスはカルピスだった。
甘く、さわやかで、夏の味がする。
飲み終えた時、もう無くなってしまった、と思い、
もう一杯作ろうかと思うが、
2杯目以降の味は、絶対に1杯目に届かない。
それを知っているのでグラスを下げ、また明日飲もうと思う。
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