スシローで蛸を捕食する幻想 [食べ歩き]
昨日、妻が簿記三級に受かった後。
お祝いムードでスシローに行った。
妻は少食なので、
好きなものを好きな量だけ食べられる
回転寿司と相性がいいのだ。
(私も、今年の抱負は「腹八分目」でもあるし)
というわけで、
ふたりとも好きなものを適度に注文して
楽しく過ごした。
中トロが期間限定で安かったので
けっこう食べた。
そして、最後に選んだ品は。
「タコさんウインナー包み」
これは美味しいに決まってる。
お寿司というより、おにぎりではないだろうか。
運動会のお弁当のようだ。
珍しいメニューなので、
丁重に写真を撮ってからいただきます。
む、これは…
写真を撮った私の脳裏に、ヴィジョンが見えた。
黒い海苔が敷いてある。
海苔の上に、炊き立ての温かいご飯が乗っている。
ご飯が美味しそうなので、タコたちが寄ってくる。
そんな光景だ。
平和でのどかな時の、『ちいかわ』のような世界。
しかし、2匹がご飯にかじりついた瞬間、
巨人の手が迫り、海苔を巻き上げ、タコもご飯も包んでしまう。
そして、タコたちは巨人の夕食になる。
無情で容赦無い、『進撃の巨人』のような世界。
「もう食べていい?」
という妻の言葉で我に返った。
「うん、もちろん」
スマホを置いて、ふたりで食べる。
妻はタコ1つ、私は残り全部。
見た目通りの美味しさだった。
それにしても私としたことが、
一瞬とは言え、愚かな幻想に取り憑かれてしまっていた。
食べられるタコに対する情など、この場では不要。
「美味しいね、魚肉ソーセージ」
自分自身に言い聞かせるように、
妻にそう伝えた。
お祝いムードでスシローに行った。
妻は少食なので、
好きなものを好きな量だけ食べられる
回転寿司と相性がいいのだ。
(私も、今年の抱負は「腹八分目」でもあるし)
というわけで、
ふたりとも好きなものを適度に注文して
楽しく過ごした。
中トロが期間限定で安かったので
けっこう食べた。
そして、最後に選んだ品は。
「タコさんウインナー包み」
これは美味しいに決まってる。
お寿司というより、おにぎりではないだろうか。
運動会のお弁当のようだ。
珍しいメニューなので、
丁重に写真を撮ってからいただきます。
む、これは…
写真を撮った私の脳裏に、ヴィジョンが見えた。
黒い海苔が敷いてある。
海苔の上に、炊き立ての温かいご飯が乗っている。
ご飯が美味しそうなので、タコたちが寄ってくる。
そんな光景だ。
平和でのどかな時の、『ちいかわ』のような世界。
しかし、2匹がご飯にかじりついた瞬間、
巨人の手が迫り、海苔を巻き上げ、タコもご飯も包んでしまう。
そして、タコたちは巨人の夕食になる。
無情で容赦無い、『進撃の巨人』のような世界。
「もう食べていい?」
という妻の言葉で我に返った。
「うん、もちろん」
スマホを置いて、ふたりで食べる。
妻はタコ1つ、私は残り全部。
見た目通りの美味しさだった。
それにしても私としたことが、
一瞬とは言え、愚かな幻想に取り憑かれてしまっていた。
食べられるタコに対する情など、この場では不要。
「美味しいね、魚肉ソーセージ」
自分自身に言い聞かせるように、
妻にそう伝えた。