SSブログ

ディズニーDXで「ウォルト・ディズニーの約束」を見る [映画・動画]

マーベル映画などをGWに見るため
入会したディズニーDX、無料期間なのでどんどん見ていきます。

見たくてたまらなかった「メリー・ポピンズ」(1964年の映画)が
ディズニーDXにあるのを発見し、さあ見よう、と思った時、
「ウォルト・ディズニーの約束」も検索結果に表示されました。
これは? と思ったのも束の間、ベストセラー小説「メリー・ポピンズ」が
映画化されるまでの軌跡を描いた実話に基づく物語です。



<以下ネタバレあり>



ウォルト・ディズニーが長い時間をかけてやっと
「メリー・ポピンズ」映画化の最終契約にこぎつけた、と思ったら、
作者P.L.トラヴァースはかなりの曲者で、
映画の脚本や演出のことを詳細に質問し、
ほとんどの部分でダメ出しをします。

しかし、特に彼女が嫌がったのは、
ディズニー製作陣が、物語の趣旨を誤解しているというもの。
「メリー・ポピンズ」は、乳母が魔法で
子供たちを助けてくれる話、と理解したのであれば
根本的に間違っているというのです。

トラヴァース夫人の言う「正しい理解」を求め、
ディズニー氏は彼女の人生について調査をし、
オーストラリアでの少女時代に答えを見出します。

家では快活に振る舞い、弱みを見せなかったが
実は職場の銀行で毎日、苦しんでいた父親。
その父親は健康を害して病死。母親は自殺を図り、失敗。
その壊滅寸前の家庭に現れ、一家の支えになったのが、
大おばのヘレン・モアヘッドだった…

大おばさんは作者の父親を救うことはできなかったが、
メリー・ポピンズは舞台となる家庭の父、バンクス氏を救う。
そして一家全員が救われる。
その脚本でディズニーにOKが出ます。

しかし、それだけでは映画化はまとまりません。
ディズニーは映画の中でバンクス氏を救うだけではなく、
作者のトラヴァース夫人を「過去」から救わなければならないのです。



実話を元に作成されたフィクション映画ということなのですが、
物語の中心となるところは本当だと思います。
これだけでもディズニーDXに入った価値はあったと思いました。



nice!(0)  コメント(0)