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労働トリップ2024:週末合宿 [日記]

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今週の土日は、久々に二人で
「労働トリップ」に行った。

「労働トリップ」は我々の趣味で、
「DIYや掃除で、とある部屋をきれいにする」
ことを指す。親族関係が多い。

去年の例:労働トリップ2023:ビギニング

今回は大阪府内で、それぞれ半日ずつ。
収益は特に無く、副業とも言えないが
けっこういい仕事した。
(内容は秘密)

今日は昼過ぎに終わって、
ゆっくり家に帰って、お風呂に入って、
夕食を食べて、カウチに横になると、
なんとも言えない充実感。

どうして、お金をもらわない仕事って
こんなに楽しいんだろう。
不思議だ。
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2024年のホワイトデー [日記]

タオルくま。
(ゴディバ3個付き)

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顔がこれだと、「ちいかわ」のグレーの子達や、
パジャマパーティーズみたいで
かわいいと思った。
これまでのベア達に比べると
変化球だったけど、喜んで飾ってくれてよかった。




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父の誕生日、日本にたぶん1個しかないマグカップをプレゼント [日記]

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父の誕生日になったので、
予定通りプレゼントを持って
実家を訪れた我々。

玄関を上がると、
2月に父の生家から運び込んだ
本の詰まった箱が6箱、そのまま積まれていた。
箱を開けても、中の本を入れるスペースが
家のどこにもないのが問題なのだろう。
定年してから、読む時間が増えたからといって、
本を買いすぎるのが原因だ。

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今年のプレゼントは、
Zazzleで買った
ドイツの哲学者イマヌエル・カントの
マグカップである。

前回記事:
Zazzleを使ってみた(発注)
Zazzleを使ってみた2(到着)

哲学好きの父は、
このサプライズにどう反応するか。

父「何じゃこれは」

私「…(ドキドキ)」

父「カントやないか」

私「そうだよ」

父「こんなもん、珍しいんとちゃうんか」

私「そうだよ。アメリカから送ってもらった」

父「裏にMade in Chinaと書いてある」

私「(しまった、そこまで見てなかった)
  それはたぶん本体のマグカップが中国製というだけで。
  印刷はアメリカで、たぶん日本にはカントのマグカップは
  これ1個しかない。
  ところで、カントの生まれ故郷は今どこの国でしょうか!」

母「プロイセン!」

私「いや、今どこの国か」

父「ロシアや」

私「正解!」

かねてから準備していたクイズに、
哲学好きの父は見事正解した。
その前に母が変なフライングをかましたが、
「カントが生まれた時の国名」ならプロイセンで合っている。
さすがは哲学好きの父の奥さんだ。

その後すぐ、父は無言で、
日本唯一と思われるカントマグカップを
食器棚に収納した。

* * *

実家を後にして、妻に判定を聞いてみた。

妻「喜んでたと思う。
 『カントやないか』って言ってたから。
  嬉しくなかったら何も言わなかったと思う」

そう言われてみるとそんな気がした。
私としては、放置せずに食器棚にしまったのが
「まあ要らなくはない」の意味だったと理解した。

というわけで、父へのサプライズ誕生日プレゼントは
大成功だったと信じておくことにしよう。

ちなみに来年は父が80歳になり、大台なので、
次はソクラテスのジョッキでいくか、
とか考えていたが…

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来年は父の誕生日より前に
両親の金婚式がある

と妹が教えてくれた。
1年ずれて覚えていた。危なかった。
今からプレゼント選びを始めないと。

あと1年、2人とも元気でいてくれ、頼む。

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終活支援〜最初で最後の父親孝行(エピローグ) [日記]

断っておかなければならないのは、
「最初で最後の父親孝行」という副題について。

これは帰りの車中で私が
「これが最初で最後の親孝行かもね」
と言ったら、父が
「そうやな」
と簡単に肯定したからだ。
(そして、妻に「いやいや」と突っ込まれた)

決して
もう他界している
わけではない。

ちなみに母いわく、
2月のあの日以降、いたってご機嫌らしい。
やった甲斐があった。

忙しかったあの日から、
あっという間に時が過ぎた。
そろそろ運び込んだ本も、
なんとかなっているだろうか。

以下、備忘録。

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父方の祖父の碁盤(左)について。
母いわく、母方の祖父の碁盤を処分しかねているのに
さらに一台増やすとは、どうするつもりなのか。

私からすると父には特にプランは無く、
親戚に引き取ってくれと言われたから
持って帰ってきたまで。

それなら、母方の祖父の碁盤をいっそ処分して、
空いた場所に父方の祖父の碁盤を置いたらどうかと
提案したが、母には「何言ってんだこいつ」みたいな目で
見られただけだった。

それにしても、あの日は
父の写真がけっこう撮れた。
父の写真自体がレアなのに、
私と一緒に写っていると超激レアだ。
なぜかというと、
いつも私が写真を撮るから。

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記念すべき、父の人生初の
コンビニコーヒー。
これは撮るしかなかった。
誰かのセルフィーに映るのも
人生初だったかもしれない。

どこの家庭でも、
「この人とこの人は一緒の写真に映ってない」
みたいなのがあるかもしれないが、
そういう組み合わせを見つけたら、
第三者が積極的に写真を撮ってあげるといいかも。

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親戚からもらったヴィタメールの
クッキーも、コーヒーと一緒に
すぐ食べていた。
これは妻の大好物だが、
父の好物でもあったのか。
また新事実判明なのか。

ほんと、今回は、
私が父のことをよくわかっていると
思っていただけで、
全然わかってなかったことが
よくわかった。
(ああ、なんてわかりにくい書き方だろう)

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さらにレアな、妻と父の喫食シーン。
妻、カレーうどん。
父、まねきの駅そば。

この明石SAで、父はお土産を探したが、
迷ったのか、結局何も買わなかった。
何か適当に選んでやれば良かった。

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父と本と碁盤を届けて、
帰り道で、祝杯(丸源ラーメン2杯)。
評判通りめちゃ美味しい。

それにしても、
 昼 まねきの駅そば
 夕 カレーうどん
 夜 丸源ラーメン

どんだけ麺類好きなんだ、我々。



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終活支援〜最初で最後の父親孝行(4)ドライビング・ホーム [日記]

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荷物を車に積んだ後は、父は電車で帰り、
我々は宅配便の配送センターに行く予定だった。
しかし、量を読み間違っていた。
本がぎっしり詰まった箱は、
1つ30kgくらいありそうだった。

30kgが6箱、それに大きな碁盤もあると、
料金がいくらかかるのか。
さらに、荷物が実家に到着した後、
父に全部運べるのか。
不安だらけだった。

「お義父さん、帰りのチケットは
 もう買ったんですか」

私の不安を察したのか。
そんなタイミングで、
妻が父にそう聞いた。

「いいや」

この先の会話は予想できる。
父の答えは絶対にノーだ。

「でしたら、私たちと一緒に
 乗って帰られませんか。
 この車なので、乗り心地さえ
 気にされなかったら」

「いや、そんな事気にせん」

あれっと思っているうちに、
妻は父を後部座席に案内した。
目の前で起こっていることが信じられなかった。

父は、妻の勧めに従って
すんなり乗車して、一緒に帰ることになった。
父は電車で本を読むのが好きなので、
帰りもそうするだろうと思っていたのだ。
さすがに電車の乗り換えも、
年齢的にしんどくなってきたのか。
だとしたら、同乗してくれることになって良かった。

我々の最初の予定は、
配送センターに荷物を預け、
夜8時までに大阪市内まで帰って
レンタカーを返す、となっていたが予定変更。
レンタカーの予約を明朝までに延長した。
これで父と本を家に届ける時間ができる。
妻の見事な機転だった。さすがは私の妻だ。

「お義父さん、もしかしたら酔います?
 だったら助手席に」

「酔うか!」

妻が車酔いの心配をすると、
父は変に強い口調で返した。
妻の質問が、謎の怒りポイントを刺激したのだ。
そのへんはやっぱり父だった。

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親戚に丁重にお礼を言って、
父の生家を後にした我々3人は、
近くのコンビニに立ち寄った。
作業中、休憩していなかったので
コンビニコーヒーを買って、
親戚からもらった焼き菓子を食べるためだ。

ここで、父はコンビニコーヒーを
飲んだことがなかったことが判明した。
プラスチックのふたの、飲み口の部品を
どうするのか知らなかったので、
私が指で押して飲めるようにした。

父が次に言いそうなことは、
『こんな下等なコーヒーは飲んだことがないからな』
だと思ったが、何も言わなかった。
その代わり、コンビニコーヒーを
すぐに飲み干して、空のカップを静かに置いた。
飲んだ後も、何の文句も言わなかった。

「ところで、今日の費用は
 いくらくらいなんかな」

父は財布を取り出していた。

「いや、いいよ。まだ終わってないから。
 成功報酬ということで」

そう言って保留にしてもらった。
今日のひと仕事は父へのプレゼントにしたいので、
忘れてくれればいいが。

大阪へ向けて走り出すと、
道は空いていたものの、
車内は暗くて本も読めない、
好きなクラシック音楽もかからない。
父はそのうち機嫌を損ねて、
難しい顔をして黙ってしまうのが予想できた。
つらい道程になりそうだった。

「実は昨日、メルカリという単語を
 初めて覚えてな」

父は、そんな話をし始めた。
同じ趣味の友人たちと集まって飲んでいる時、
高級な酒の空き箱がメルカリで
売れると聞いて、驚いて覚えたという。

そんなふうに、たまに話をして、
しばらく黙って、また話をして。
そうしているうちに、明石SAに着いた。
トイレ休憩をして、軽食を食べることにした。
父は「まねきの駅そば」を注文した。

今度こそ、「姫路駅で昔食べた駅そばは
こんなもんじゃなかった」とでも言うと思ったが、
黙って完食すると、うん、とだけ言った。
美味しかった時の反応だ。

まるで、いたって普通の家族のドライブのようだ。
私の予想では、父は変わり者で気分屋で、
絶対にこうはならないはずだった。
車に同乗する時も、コンビニコーヒーの時も、
私の予想は当たらなかった。
どうやら私は、自分で思っているより、
父のことをわかっていなかったのだ。

* * *

明石からはまっすぐ実家を目指した。
大阪府に入ってしばらくすると、
さすがに父も疲れてきたのか、今どの辺かと聞いた。
浜寺公園の手前と答えると、
もうそんなところか、と少し驚いていた。

やがて実家に到着し、本の山を下ろした。
母は、我々が3人で帰ってくると
聞いていなかったので驚いていた。
妹は、玄関先に積まれていく箱を見て
「迷惑な…」と一言、言ったが
父は意に介していなかったようだ。
懐かしい本の詰まった箱を、満足げに眺めていた。

母に夕食を勧められたが、
あまり遅くなると明朝のレンタカー返却が難しくなるので
食べずに帰ることにした。
また今度ということで。

最後に車に乗り込もうとすると、
父が私たちを呼び止めて、封筒を差し出した。
加古川を出る時に「成功報酬」と言ったやつだ。
父は物覚えが異常にいいから、やはり忘れてくれなかった。

さすがに断れないので、ありがとうと言って受け取った。
けっこうな額が入っていた。
かかった費用の2倍くらいある。
それだけ満足してくれたのなら、
これはこれで嬉しい。

また来ます。

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終活支援〜最初で最後の父親孝行(3)ロフトの上の本の海 [日記]

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墓参りを済ませ、3人で父の生家を訪れた。

親戚が庭で出迎えてくれて、
レンタカーを誘導してくれた。
縁側の前にバックで停めて、
そこから荷物を運び出せばいい、と。

縁側から上がってすぐ横に、
父の部屋へのドアがあって、
ドアをくぐると、正面に階段がある。
子供の頃、急な階段だと思っていたが、
今見てもかなり急な階段だ。

階段に向かって左手は収納庫の入り口で、
昔は祖父母の衣装部屋だったと記憶している。
服でいっぱいだったのが、今はすっきりしていた。

子供の頃、急な階段をこわごわ登って、
父の部屋に着くと、そこは本の海だった。
部屋に入って正面にある壁が、
すべて本で埋め尽くされていた。

その後、何年もかけて、本は減っていったが
まだまだ相当な数が残っている。

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(昔は、窓の上にも下にも手製の本棚があった)

たっぷり本棚2杯分の本を、
持ってきた段ボールを組み立て、詰めていく。
要らない本もあるらしいが、
選別している時間はない。

それにしても、すごい量だ。
私が本棚から数冊ずつ取り、
妻に渡して、段ボールに詰めてもらう。
どんどん箱に詰めていくが、本棚の本は減らない。

(こんなに本を読むなんて、
 お父さんは偉いんだ)

子供の頃、この部屋に泊まりにくるたびに
そう感じていた。
図書室でも見たことのない本が
壁一面にぎっしり詰まっていて、
タイトルを見ても、内容が想像できない。
例えば『純粋理性批判』のように。
そう言う本ばかりが詰まった本棚は、未知の海だった。

私が遊び疲れて床に着くと、
父も隣で布団に入って、
部屋の電気を消して、読書灯を付けた。
そして、本棚から1冊取って、読み始める。
その横顔を見ながら眠った。

今、私たちが箱に詰めている本は、
そうやって読んで面白かった本もあれば、
まだ読んでいない本もあるのだろう。
ブックオフやネット書店などなかった時代、
これだけの本を集めるのに、
いったいどれくらいの時間とお金と労力をかけたのだろう。
箱に入れていく本の重みが、そう気づかせてくれる。

やがて、本棚は空になった。

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他にも布団やタオル、
例の読書灯などがあったが、
不用品として処分してもらうことになった。

これでもう、私も父も、
この部屋を訪れることはないだろう。

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本の詰まった段ボール箱を持って
急階段を降りるのは大変だった。
妻にも父にもやらせたくないので、
全部自分で縁側まで運んだ。

腰がそろそろ限界に近いと感じていたら、
そこからは妻と親戚が車に載せるのを手伝ってくれた。
急に言い出して色々と迷惑をかけているのに、
ありがたい限りだ。

残した不用品の処分に費用がかかるだろうから、
私に請求してもらうように伝えると、
それはいいが、碁盤を持って帰ってほしいと言われた。
祖父と父が対面に座って、時を過ごしていた碁盤は、
さすがに処分する気になれないようだ。

今後のことについては、
私は直接聞いていないが、
墓じまいをしたいらしい。

「後のことは、あの人たちが
 自分たちで決めたらええ」

父のその言葉が、生家との最後の別れを意味していた。
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(イラスト:My Edit AI)
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終活支援〜最初で最後の父親孝行(2)石に宿るもの [日記]

加古川市に入り、
父の生家の近くまでくると、
今日、立ち会ってくれる親戚に電話して
私たちが先に墓参りに行くことを伝えた。

お供えの花を近所で買って、
妻と二人で、先祖代々の墓所へ行った。
父が、進んで行かない場所だ。

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(MyEdit AI)

先祖代々の墓は、
最近では参る人もいないようで、
すっかり寂しくなっていた。

いつ枯れたのかもわからない花をどけて、
水を替えて、新しい花を供える。
妻が、墓の脇に置いてある線香箱を開けると、
以前と同じように、線香やライターが入っていた。
去年、伯父が亡くなって以来、
誰も使っていないらしい。
妻が、箱の中にあるものを駆使して
線香に火をつけてくれたので
香りの中で、ふたりで手を合わせた。

父は墓参りに行かない人で、
それは祖父母が亡くなった後も、
伯父が亡くなった後も変わりない。

「墓は、ただの石だ。
 人間は、死んだらいなくなる」

私が子供の頃、父は他の大人全員と
全く違うことを私に教えた。
私は天国でみんなと再会したかったので、
父の言うことは嘘だと信じたかった。

「幽霊も、存在しない。
 作り話か、幻覚だ」

そう言ってくれたのは、
怖がりの私には少しありがたかったが。

(ざっ)

と、後ろで小石を踏む音が聞こえた。
振り返ると、父がこちらに歩いてきていた。

花や線香を持って墓参りはしないが、
親族が頼めば、墓に一緒に来ることはある。
そんな人だった。

驚いた後、妻とふたりで挨拶をした。
父は、また歳を取っていた。
顔の皺が増え、体がまた少し縮んだ気がした。
当たり前のことだが、毎回ショックを受ける。

父は、私たちに簡単な挨拶をしたが、
お墓に手を合わせたりはしなかった。
ただ、私たちが備えた花を指さして言った。

「これ、あんたらが買うてきたんか」

そうだと言うと、父は短く一言、
「そうか」と言った。
不思議と、それは「良いな」という意味だと分かった。

人間は、死んだらいなくなると
かつて子供たちに教えた父。
改めて、何を教えたかったのかと考える。

父は、祖父母の晩年、仕事の合間を縫って
月一回は生家に帰っていた。
寝食を共にして、贈り物をしあっていた。
それだけ大切にしていたのに、
亡くなった後は、墓参りに行かない。

人が亡くなってしまったら、もう何もしてやれない。
墓に花を供えても、仏壇に線香をあげても、
亡くなった人が喜ぶことはない。

だから、生きているうちに喜ばせろ。
そういうことだったのではないか。

「じゃあ、行きまっか」

父は踵を返して、お墓の出口へ向かう。
これから、父の希望で、生家に残された私物を
片付ける手伝いをする。
それなら私たちは今、父が教えた通りの事をしている。

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終活支援〜最初で最後の父親孝行(1)父と駅そばと私たち [日記]

思えば去年は母親孝行の年だった。
古いスピーカーを、アンプを買ってつないだり、
老人会の催し物の動画をDVDに焼いたりした。

その後、珍しく父親からヘルプの依頼があった。

「加古川の部屋を片付けたい」

加古川の部屋というのは
加古川市にある父の生家のことだ。
そこに今も残る自室の私物を
きれいにしたいと言い出した。

これは、父の終活なのか。

父は、何でも自分でやることによって
心身の衰えを防ぐ、という考え方をしていた。
なので、何かを頼まれることは稀だった。
滅多にない機会なので、
息子と、息子の嫁とで全力でサポートしよう。

* * *

3連休があったので、何とか日程調整できた。

まず大阪市内で大きめのレンタカーを借りた。
タウンエース、日帰り8時間で約8000円。
そこに、ホームセンターで買った段ボール、
10箱セットを積み込んだ。もちろんガムテープも。
これが約2000円。
そして、2人で加古川市に向けて出発した。
高速道路料金がかかる。
ガソリン代ももちろんかかる。
だが、これを父に請求するかというと
してはいけない気がする。

珍しく高速道路は空いていて
我々は順調に進んだ。

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明石SAで、ジューシーな甘酢だれのたこ天むすと、
黄麺が入っている「まねきの駅そば」のセットを
二人でゆっくり食べ、時間が経つに任せる。

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父は今、大阪府南部からはるばる電車を乗り継いで、
ひとりで加古川駅へ向かっているだろう。
私が子供の頃、祖父母の家に連れて行ってもらったのと
同じ経路で。
あの頃は、新今宮駅で乗り換える時に
立ち食いそばを食べるのが儀礼だった。
あの店は何年も前に閉店して、
南海そばが近くにオープンしたが、
父は今ひとりで、そこで食べているかもしれない。

昭和の終わり頃、父が加古川の祖父母を訪ねる時、
最初は私と2人だけだった。
平成の初め頃になると、兄妹3人全員を
連れて行くようになった。

今思うと、よく父親ひとりで子供3人を
電車で3時間くらいかけて連れていったものだ。
あの頃は、母が週6日働いていたから、
母へ休息をプレゼントする意味も
あったのかもしれない。

久しぶりに昔のことを考えると、
色々なことに気づく歳になった。
もう、あの頃の父より歳上だ。

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(MyEdit AI画像)
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【スカッとする話】エベっさんと財布忘れマン [日記]

今日、妻から聞いた話だ。

知り合いに、気前のいい人がいる。
その人の知り合いに、ケチな男がいる。

二人が一緒にいる時は、
よくケチな男が、
「今日、財布持ってへんねん」と言う。
気前のいい人は、代わりに支払いをしてやる。
何かあるたびに、そうなる。
なぜかわからないが、二人は、
いつもそういう感じらしい。

そんな二人が、十日戎に行った。

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(MyEdit AIイメージ)

お参りをした後、気前のいい人が
「おみくじ引こう」と言った。
そこで、ケチな男が
「今日、財布持ってへんねん」と言った。

(お参りに財布持たんと来るやつがあるか)
と、さすがの気前のいい人も思ったかもしれないし
思わなかったかもしれない。
気前のいい人は、いつものように、
ケチな男のおみくじ代を払った。

「ごめんなあ、いっつも」

そう言って、ケチな男が意気揚々とおみくじを引くと
能天気に笑っていた顔が、固まった。

「凶」。

さすが神様、わかってるゥ!
と言わざるを得ない。

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(いらすとやさん)




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2024年のバレンタインデーと月占いby GODIVA [日記]

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朝起きると、いつの間にか
妻からのプレゼントが。
いつ置いたのか気づかなかった、
さすがは私の妻だ。

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今年も素晴らしく豪華な
GODIVAのチョコレート。
ケースは、去年の星型から
ハート型に戻り、かつ、
蓋がシースルーになった。

世間では実質値上げということで
色々なものが削られているが
逆に豪華仕様になるとは。
さすがは私の妻の好きなGODIVAだ。

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午後3時、仕事を一休みして、
1個目をいただきます。
今年の1個目は「スパークリングムーン」。

スパークリングムーン
「バニラ香るホワイトクッキー
 クランブルムースに香ばしい
 アーモンドプラリネを重ね、
 月の形のダークチョコレートで
 包み込みました」

という説明。めちゃくちゃ美味しそうに聞こえるが、
本当にその通りだった。
密度の濃い美味しさなのだが、
後味が非常にすっきりしていて、
強烈に美味しかったのと同時に、
「美味しかったが、本当に食べたのだろうか。
 幻想だったのでは」と
思ってしまうくらいだ。
そのため、次の1個を食べて
幻ではないことを確かめたくなるのだが
そこは我慢、1日1個で5日間楽しむのが
毎年のルールである。
さもないとすぐ無くなって泣く。

ところで、今回は
「1つ目に食べたチョコレートと
 生年月日で今年の運勢を占える」
というのが冊子に付いていた。
早速やってみる。

ゴディバ
ルネーション占い

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あなたのルナー・フェーズは
「ディセミネイティングムーン」
種まきの月

静かな自信に基づいた余裕から、
人に与えることに最大の喜びを感じる
慈愛に満ちた人。
2024年は「教える」役を進んで引き受け、
その過程を通じてまだ眠っている才能を
目覚めさせて。

なんかすごい良いこと言ってくれた。
そして、まだ続きがある。

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"恋に効く魔法の杖"
からのメッセージ

スパークリングムーンを選んだあなた

まだ起こってもいないことを
心配しなくてもいいいのでは?


えっ…

どういう事だ…

「恋に効く魔法の杖」さんが…

結婚13年目を迎えた我々に与えるアドバイスが…

これだというのか?

「心配しなくてもいいいのでは」

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「い」が1つ

多いんじゃ。


なんて愉快な占いなんだ。
美味しかったし、笑ったし、
スッキリして仕事に戻ろう。
ああ、今日も素晴らしいい〜い1日だ。


* * *

変なオチになってしまったが
さーちゃん、今年もありがとう[ムード]

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