Netflixで「自閉症だけど恋したい」(2019年)を見る

Netflixに戻して早速良かったこと。
オーストラリアのドキュメンタリー
"Love on the Spectrum"
(邦題：自閉症だけど恋したい)
を見ることができた。



自閉症、と聞いても実は良く知らなかった。
前に見た映画では、生まれてから一言も話したことのない
登場人物が自閉症とされていたが
この番組で実際に自閉症の人々の日常生活を見ると、
人によって違うことがわかった。

全く話さないような重度の人は出てこない、
というのもあるかもしれないが
みんな雄弁で、頭が良さそうだ。

最初に登場するマイケルさん(25歳男性)は
「ASD(自閉スペクトラム症)は脳機能の障害
　学び方が独特だが、僕にとっては
　障害というより才能」
と語った。

社会生活、特に人間関係では
問題があるらしいが、
それも彼らの会話を第三者として見ていると
わかる気がする。
・自分の好きな事に過集中する。
　好きな事なら、何度でも同じ事をする。
・相手の感情を読み取りにくいので
　一方的に自分の思った事を言う。
　タイミングをうかがったりしない。
・緊張するとパニックで何もできなくなったりする
など。



ASDの人でも、人によって異なった特徴があるが
特に恋愛は苦手だそうで、
この番組はASDの人同士の出会いを応援するもの。
同じ悩みがあるからお互い理解しやすいはずだが、
どうも男性陣は結果(結婚など)のゴールを急ぎすぎて
失敗しがちな印象を受けた。

それにしても、焦りや動揺、困った時など
表情があまり変わらなかったり、
動きが止まって急に何も言わなくなってしまったりする。
カメラ目線なら困っているのが何となくわかりやすい気がするが、
実際に対峙してみるとわからないかも。

そして何となく、我々夫婦もなんか似てるなという気も…
全5話の最初から最後まで、ひと組でも多くのカップルが
成立しないかと応援しながら一気に見てしまった。