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トラユメ [夢]

昨日は久々に長い距離を歩いたおかげで
途中までぐっすり眠れたのに、
明け方に変な夢を見た。

妻とふたりで、森の中にいる。
前方の茂みの中から強い気配がするので、
私が妻の前に立ち、茂みの中を伺う。
いつの時代の設定なのか、私は片手に
キリのような細くとがった刃の付いた武器を
握っている。

茂みの中に、光る目が見えた。
光は4つ、2頭もいる。
頭部の輪郭は、猫科の動物のようだった。
虎か。

と思うが早いか、1匹が茂みから飛び出し、
武器を持った私の横から回り込み、
妻の右肩あたりに飛びついた。
私は右手に持っていた武器で、
即座に獣の腹を突いていた。

キュッという声を上げて、
獣の小さな体が地面にずり落ちた。
見ると、豹の子供が息も絶え絶えに横たわっていた。
虎の成獣だと思っていたが、
どうやら見間違えたようだ。
大変なことになってしまった。

早く獣医に見せないと、死んでしまうかもしれない。
とにかく最初は警察だろう。
しかし、電話はつながったが、雑音がひどい。
警察には私の声がちゃんと聞こえないようだった。

「どうされましたか? 音が悪く、ほとんど聞こえません。
 どうされました?
 どうされました?」

豹の子が死にそうだから助けてほしいと、
何度も同じ事を繰り返す。
だが通じない。雑音が絶え間なく聞こえている。
ダメなのか、と思って
英語でHelp!とも言ってみる。
すると、その瞬間に雑音が消えた。
すぐ話が通じて、緊急で人をやってくれるという。
豹の子は助かるかもしれない。

そこで目が覚めた。
ひどい夢だが、目が覚めた時、
不思議と落ち着いた気分だった。

現実で驚いたことが2つあり、
まず、この日は妻はいつものように出勤したものの、
体調が悪いと言って早退してきた。

それをきっかけに、妻に夢のことを話すと、
それは、何か悪いことが起こりそうだったのを
あなたが止めたという意味かもしれない、
と言った。

現実世界で武器を取って、
人を突いたことはないが、
何かの例えだと思えばそれなりに説明はつくのか。
例えば、キリのような武器で刺したのは、
言葉で「釘を刺す」ということだったりとか。

もちろん本当のところはわからない。
今のところ。
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