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「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」 [読書]



地面師事件とはどういうものなのか
詳しく読みたかったので購入。

しかしその後、読むのが遅々として進まず、
2ヶ月半くらい経って12月下旬にやっと読み終えた。

読むのが進まなかった理由は、主に2つ。
・事件の構図が複雑で、理解が難しい
・完全に決着している事件は少なく、モヤモヤする

ドキュメンタリーなので、
刑事ものフィクションのようにはいかない。
そこは仕方ない。

私が思ったのは、
とにかく地面師に目を付けられたら厄介だということ。
地面師事件の第1のターゲットは主に大地主なので
そこは私も、親族も大丈夫だろう。

より可能性があるのは、第2のターゲットである、
不正に売られた物件を買う購入者のほうだろう。
購入して、登記手続きを進めていくと、
書類の偽造が発覚して登記移転できなくなる。
その頃には売買代金はどこかに消えている、
というようなもの。

まあでも、地価の高い一等地、
特に東京23区内で多く発生しているというから
ちょっと安心した。
そんなところ買いそうな親族はいない。

読み始める前は、地面師というものは
何だか得体の知れない犯罪集団のイメージだったが、
読み終わった後でも、やはり得体の知れない犯罪集団のイメージだ。
全貌が解明されることは無いような気もする。


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