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紫蘇と紫陽花の夢 [夢]

この前見た夢と似た夢を見た。

気づくと庭園の中のような、石畳の通路を歩いていた。
日が差していないのに妙に明るく、
あちこちに生えている植物の緑が鮮やかに輝いていた。
雨が上がったばかりのようで、空気は心地よく湿っていて、
何か物置のような小屋の樋からは、まだ水が流れ出していた。

一人の若い男が、私と並行に、一本道の反対側を歩いていた。
私が道の左の脇を歩いており、右の脇に若い男。
私は挨拶をしたが、若い男は何やらモゴモゴ聞き取れないことを言って、
その後は黙りこくって、下を向いて歩いていた。

陰気なものだと思って、前を向き直して歩いてゆくと、
そのうち丸い、開けた広場に出た。
円状にきれいに配置された植え込みが見事で、
あちこち見ていると、青紫蘇が生えているのを見つけた。
そういえば紫蘇の葉が必要だった気がしたので、
頂戴しようとして、近づいて手を伸ばすと、
葉っぱの向こうに紫陽花の花が付いていた。
よくよく見ると紫蘇ではなく、紫陽花の木だった。

これは良くない、紫陽花の葉には毒がある。
花があって良かった、間違えて持って帰ったら大変だ。
今度こそ紫蘇を取ろうとして別の植え込みに向かうと、
近づくまで見えなかったのに、また紫陽花の花が付いていた。
紫蘇はどこに行ったのか、確かにあったのに、
と思って見渡すと、あたり一面に紫陽花の花が咲いていた。

どうしようもないので、出口の向こうに見えた伯母の家に行くことにした。
伯母の家なのに、入るとさっきの陰気な男と、
さらに3人の若い男が、畳の上に寝そべっていた。
陰気な男は目を閉じて横たわっていたが、
別な男が立ち上がり、私に挨拶をしてきた。

「初めまして、ーーーと申します。
 きょう、みんなここに泊めてほしいのですが」

私は慌てて、ここは伯母がひとりで暮らしていて、
男性が何人も泊まり込むのはよろしくない、と言った。
内心、伯母はもうすぐ帰ってきそうなので、
その前に彼らを家から出さなくては、とも思った。
伯母は20年ほど前に亡くなっているので、
彼らは会ってはいけない。

そのあたりで目が覚めた。

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起きて妻にこの話をして、
予定通りふたりで美容院に外出した。
その帰りに寄ったドーナツ店で、
期間限定のアジサイドーナツが一つだけ残っていた。
私が何か言う前に、妻が私のために注文してくれた。
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