吉報ふたつ

昼休みに郵便ポストを見に行くと、
重要なものが２通届いていた。

１通目は、今年の定期検診の結果。
実は、今年は追加料金で脳の検査を受けた。
母方の家系に脳梗塞が多いのと、
たまに頭痛があるので不安だった。

MRIの所見は、
「明らかな血腫・出血・腫瘤性病変・
　虚血性変化を認めず」

MRAの所見は、
「未破裂脳動脈瘤・動脈狭窄認めず」

異常は何も見つからなかった、ということだ。

これで半年間、密かに抱えていた重荷が消失した。
というのは、実は去年「脳ドック」に行ってみたら
MRI結果で嫌なことが書いてあって、
再検査でもっと詳しいのをやるべき、
と案内が来たからだ。

「いや、セカンドオピニオンを聞きたい」

と思って今回の検査に至ったのだが
心底安心した。
嬉しさに包まれて午後を過ごした。
飛び上がって叫ぶような喜びではなく、
仕事をしていても、休憩をしていても、
体の奥からじわじわと湧いて全身に染み渡るような
幸せを感じた午後だった。

もう１通は、父からで、
父の日のプレゼントの礼状だった。

「いい靴なので履き心地もよく、
　これで死ぬまで保つのではと思って候」

というような事が書いてあり、
珍しく相当気に入ってくれたようだ。
ぜひ何年も履いてもらい、
履き潰した時にまた新品を贈りたいで候。