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ジョージ・フロイドさんは何をしたのか [ニュース]

2020年5月25日に起こった
ジョージ・フロイドさんの死によって
殺人現場のあるミネアポリスで暴動が発生、
そして全米で暴動や抗議活動が起こっている。



警官による過剰な拘束によって、
46歳の黒人男性が死亡したと報道されているが、
では一体なぜ拘束されたのか?
日本語のWikiにも書いてあるが、
念のため英語の記事も読んだ。

Why George Floyd was arrested, and what happened in the minutes following

逮捕の原因は、彼が直前に買い物をしていた店で
使った20ドル紙幣が偽札だった、ということだ。



この動画には、彼が警官に首を押さえつけられる前の様子が映っている。
2人の警官が運転席にいる彼に話しかけ、
車から下ろし、手錠をかける。
同乗者も下ろされ、路上の脇に立っておくように指示される。
彼は路上にへたり込むが、すぐ立たされ、
横断歩道を渡って連れて行かれる。
驚いたのは、この2人の警官はいずれも
ジョージ・フロイドさんの首を膝で押さえつけて
死に至らしめた警官ではない、ということだ。

その後、どうなったのかはこの動画では見えづらい。
警察の発表では、フロイドさんが暴れたので
押さえつけたとなっているが、
少なくとも横断歩道を渡るまでは、
彼が暴れるようなことはなかった。

つまり、ジョージ・フロイドさんが何をしたのかというと、
彼が買い物に使ったお金が偽札だった、
ということだけだ。



店のオーナーはインタビューで、
普通は偽札犯が、警察が到着するまで現場近くにいることはない。
また、偽札を使った人物に警察が相対する場合は
どこで入手したのかを聞くのが通例だ、
と話している。
その場で手錠を掛け、逮捕するのが
そもそも間違っていたようだ。

黒人でなければこうは扱われなかっただろう、
という思いが市民の感情をさらに悪くしている。
黒人はもちろん、それ以外の人々もだ。
20ドル紙幣一枚がきっかけで、ひとりの人間が
ものの10分の間に逮捕され、連行され、殺害された。
人間の命は本来、何よりも重く、警察はそれを守るためにいる。
その命を、当の警察があまりにも軽く扱っているのだ。
全米が怒るのも当然だろう。
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