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この感情を何にたとえよう [日記]

平日の昼、私用の携帯電話が鳴った。
これはとても珍しいことだ。

キッチンのテーブルに放置しているので、
画面が見えず、誰からかわからない。
もしかすると先日、生まれて初めて
手紙を書いた叔母かも。
電話番号も書いておいたから、
生まれて初めて、叔母から携帯に電話が
かかってきたのか。

仕事の手を止め、浮き浮きしながら
キッチンへ行った。
不在着信の履歴を見ると、
先日、ある用事で会った銀行の人だった。

正直、がっかりした。

もちろん、すぐかけ直し、挨拶し、
「良いニュース」を聞いた。
しかしテンションが恐ろしく低いのが
声に出ていたのだろう、
銀行の人は戸惑っていた。
(え!? 喜んでくれるところじゃないの)
と思っていたのに違いない。

相手には悪いが、
たとえて言うと、スーパーで買い物をしていて
ブタメンだと思って手に取ったら、
ヤンヤンつけボーだったようなものだ。
ヤンヤンつけボーも美味しいが、
今欲しいのはブタメンだった。







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