JOKER(2019年の映画)

久々にすごい映画見た、という印象。

JOKER - ジョーカーはバットマンの敵役です。
2008年のバットマン映画「ダークナイト」ではバットマンより目立っていました。
つまりアメリカンコミックの敵キャラが主役の映画なのですが、
ものすごく真面目に作られていて驚きました。



なぜ男はジョーカーになったのか？
もしくは、なぜジョーカーが生まれたのか？

おそらくは、人間社会がそもそも不平等なこと、
そして、その不平等さは正当な理由などなく、理不尽なもの。
もともと、人生に意味なんか無くて、
自分の人生に対する説明を見つけようとすることなど滑稽。
辛く悲しいだけの人生を送り続けてきて、
達した結論がそうだったのかと思いました。

ネットで見ると、ジョーカーというキャラクターは
1940年からずっとバットマンの敵として描かれていますが、
本名や生い立ちが明かされることは無かった模様です。
なぜかというと「誰もがジョーカーになる可能性がある」
というメッセージが彼の中に込められているからではないでしょうか。

二度は見たくないですが、良い映画鑑賞でした。