SSブログ

水面貯木の夢 [夢]

学生時代の、同級生の夢を見た。

小柄でおとなしい感じの彼が、
作業着を着て、
水面貯木場の水際から、
ざぶざぶと海水に入っていく。
私は、黙ってそれを見ている。

やがて、彼が押したのだろう、
木材が1つ、水の上を滑って
こちらに流れてくる。

私はそれを拾い、陸に揚げる。
大きな木材が流れてきたと思っていたが、
手に触れてみると、15センチくらいの
小さな木のかけらだった。

次々と届く木を順番に拾って、
陸に並べていく。
二人でしばらく、その作業を繰り返す。
木をパズルのように、全部合わせると、
何かの形になりそうだった。

ある程度集まったところで、
次の木が流れてこなくなった。
元同級生が作業していた方を見ると、
彼の姿は、見えなくなっていた。

その代わり、赤いワンピースを着た小さな女の子が、
仰向けに水に浮かんでいた。
ワンピースが水中で、金魚のようにひらひら泳いで、
その目は、まるで初めて見るもののように、
まっすぐ空を見つめていた。

そこで目が覚めた。

現実に戻って、元同級生の名前を思い出し、
あいつまさか死んでないよな、と思ってしまった。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。