労働トリップ、北へ南へ

午前中は、労働トリップの現場へ
漂白が終わった換気扇カバーを
取り付けに行った。
羽が剥き出しだと危ないから
早く付けないと。

漂白されたカバーを取り付けると、
現場のその部屋は20年くらい若返った感じになった。
諸事情により、写真をUPできないのが
惜しいところだ。



労働トリップ現場から、そのまま実家へ。
庭は、フリージアの強い香りが盛りだった。



「15年くらい前に来た香港の人覚えてる？
　３日前にまた来て、ご両親にどうぞって」

母は彼のことを「あの面白い子」と覚えていた。
良かった良かった。



突発的に来たのだが、
ちょうど母から頼み事があった
素晴らしいタイミング。
新しく買った噴霧器の端にリングを通す作業。
分厚い樹脂のところに、
強力な金属のリングを
グイっと開いて通さなくてはならない。
私は無理だった。
妻、すごすぎ。



その後、一緒に畑に行って
収穫を手伝った後、
例のパイナップルケーキなど食べて帰った。
友人の一押し、「旗山」と書かれた
パイナップルケーキが一番美味しかった。
ネットで探してみたが、日本では売ってないっぽい。
残念。



玄米ご飯と、絹さやをもらったので
帰りに唐揚げを買って
豪華な夕食になった。

また良いことしかなかった１日、
こんなんでいいのかな。
いいのか。

アレの黄ばみをワイドハイター(EX)で落とす！

先週末、「労働トリップ」現場から
換気扇のカバーを
持って帰ってきた。

黄ばみがひどかったのだが、
特定の樹脂製品(ファミコンの外装とか)を
ワイドハイターで漂白できるらしい。



妻に勧められたので、
ベランダでやってみることにした。



月曜、ジップロックに
ワイドハイターを
ひたひたに入れて浸けてみる。



3日後、木曜。
黄ばみがマシになっている！

が、ジップロックからワイドハイターが
漏れているようだ…
袋を替えることにする。



別のメーカーの
マチの付いた保存袋に変更。
袋を立たせることが
できるようになったので
紫外線を目一杯浴びせる。



さらに1日半が過ぎ、
金曜の夕方。
明日の「労働トリップ」で
現場に返すために回収した。
開封の儀を執り行う。



し、白いっ！
これほどまでに違うとは…

冷静に見るとアイボリー色くらいだが
当初に比べたらその白さは歴然。
洗濯で毎日使っているワイドハイターEXの、
新たな能力を見せてもらった。

2009 - 2024、香港は変わってしまった（友人談）

「くろしお」が停車するのは
うめきた新駅ということを把握しておらず
待ち合わせに遅れてしまった私。
夕食をおごって機嫌を取り戻す作戦に出た。
（嘘です。元々おごるつもりだった）



14年ぶり、東京にいた時以来なので、
何の話をするか困ったが、
思いついた順に話す。



私「お土産、ありがとう。妻が喜ぶよ」
友「パイナップルケーキは香港じゃなくて台湾だけど、
　　奥さんが好きだというから。
　　ご両親とも分けてくれ」

15年前に初めて日本に来た時、
うちの実家に泊まって
みんなで近所のうどん屋に行ったことに対する
お礼なのだろう。義理堅い男だ。



友「これは大坂焼だな(と、スマホに書いた文字を見せる)」
私「えっ、そんな名前で呼ばれてるんだ」
友「ああ、大坂焼は香港中で見かける。
　　でもそれほど美味しいもんじゃない。
　　これがオリジナルだな、美味しいよ」



私「今回の日本旅行の目的は？もう4回目? いや5回目か」
友「実は元々、アイスランドに行こうとしてた。
　　火山噴火の影響があるから取りやめて、
　　大好きな日本にしたんだ」



私「今でもあの繁華街のマンションに住んでる？」
友「あそこは夜中でもうるさいから引っ越したよ。
　　それ以来ずっと同じマンションに住んでる。
　　香港は不動産の価格が下がって、
　　前より広くて高層階なのに家賃は安くなったんだ」
私「いくら？」
友「今のところは、月8800ドル。
　　昔に比べて安くなったもんだよ」

8800香港ドルを、日本円換算する私。
レートは今、1HKD = 19.5円くらい。



8800香港ドルは、17万円超。

なんだこの賃料…
一人暮らしだから、そんな広くはないと思うが…

友「15年前にお前が来た時のマンション、
　　あれは当時1万ドルくらいだった」
私「え！」

月20万円くらいのマンションに
タダで泊めてもらっていたのか？
と驚いたが、さらに調べると、
当時のレートは1HKD = 12円くらい。
家賃は日本円換算だと月12万円くらい、ということになる。

いや、それでも高いな。
香港の不動産価格、恐るべし。



彼「最近は大勢の香港人が海外に流出してる。
　　人気の移住先はカナダだな」
私「おお、昔カナダにいた時には
　　もう香港系の人が大勢いたよ。
　　今でもみんなバンクーバーに行くだろ」
彼「いや、トロントが人気だって」
私「え、今はそうなのか」



最後に彼を宿泊先のホテルまで案内した。

彼「日本は相変わらず賑わってるな」
私「いや、これ全然だと思うけど。平日だし。
　　週末はもっともっと混むよ」
彼「そうか、これでも駅近のホテルは全滅だった。
　　徒歩15分でやっと見つかったくらいだ」
私「海外観光客で賑わってるってことだね。
　　でも、香港も夜は賑やかだろ？」
彼「15年前とは全然違うよ、ずいぶんと静かになった」
私「そうなのか、なんか信じられないな」

15年前の香港の、真夜中でも明るいストリートを
埋め尽くさんばかりの人、そして色々なお店。
無数にある屋台の一つで、彼が肉の串焼きを買って
タレを多めに塗ってもらうよう頼んだ。
しかし店主は忙しすぎるということで、タレ追加を断った。
彼はさらに頼んだが、結局塗ってもらえず、がっかりしていた。

それほど賑わっていた香港の夜が、今は静かとは。
今なら、きっと追加のタレなんて
いくらでも塗ってくれるのではないか。
そう言いたかったが、その件を彼に言って
忘れていた怒りが込み上げてきたりしたら嫌なので、
黙っていた。

東梅田駅からさらに東に行ったところに、
彼の予約したホテルがあった。
無事チェックインを終えると、
我々はもう少しだけ会話し、さらっと別れた。
まるで、普段よく会っているかのように。

じゃあ、またな。

そんな感じで、いい別れ方だった。

エコバッグを持っていなかったので、
もらったパイナップルケーキを小脇に抱えて
帰途に着いたのだった。

【大失敗】京都から「くろしお」で大阪駅へ来る人と待ち合わせで…

夕方、JR大阪駅にて
香港から来る友人を待つ。

1週間の休みを取って、
東京、京都、大阪と巡る予定で
今日は京都から「くろしお」に乗って
大阪駅に到着する。

というわけで、一番わかりやすい
3階の南北連絡橋の改札あたりで
待ち合わせることにした。
しかし、来ない。

携帯でメッセージを送ると、こんな返事が。
「West Gateという改札にいる」

3階連絡橋の英語名はBridge Gateだが、
そこではなく、West Gate…西口改札なんてものは
JR大阪駅には無いはずだが。

JR大阪駅の西、桜橋口に向かうが、いない。
彼のいる改札の写真を送ってもらうことにする。
彼が送ってきた写真は、人があまりにも少ない。
このJR大阪駅とは似ても似つかない。

しまった、やらかした…



JR大阪駅の建物を出て、歩くことしばし。
「うめきた地下口」に潜る。
このあたりは不案内なので、
人に道を尋ねたりした。

駅員さんに例の写真を見せて、
彼のいるはずの改札へ向かう。
なんとか会えた。
15分の遅刻。
丁重に謝った。



元々「くろしお」はJR大阪駅には停車しない。
去年、この新しい大阪駅（うめきた）に停車するようになった。
だから「くろしおで大阪駅に着く」と言われたら
この新しい大阪駅に来ないとならなかったのだ。

向こうも事情を説明したら分かってくれて、
「記憶している大阪駅とずいぶん違うから混乱してた」
と言っていた。

10数年ぶりの再会がこんなスタートとは。
しかしまあ、これ以上は悪くならないだろう。
とりあえずお好み焼き屋に行った。

カタストロフィは突然に〜１７年目の崩壊（５）：パンと２度目

17年ぶりの虫歯治療。
悪いところを排除して、
仮の詰め物をしてもらって
1週間が経った。

痛みもなく、普通に飲み食いできるので
現代歯学の力には感動と感謝でいっぱいだ。



今日は2回目の通院。
仕事を定時で切り上げて、
ついでに明日のパンも買って、
歯科医院に行った。
今日も治療が進むと思うと嬉しい。

＊　＊　＊

今日は、前回の詰め物を外してから
薬で治療を続けるという話。

麻酔無しで治療が始まったから驚いた。
そう言えば、前回、
神経が死んでいると言われたんだった。
痛みを感じたのは2回だけ、
たぶん「薬で治療」という部分だったのだろう。

ほぼ全部手作業で、20分。
お支払いは1700円。
このクオリティでこの値段、
なんてお得なんだ…ありがたや

虫歯にならず、歯科医院に行かないのが
最もお得なわけだが、なってしまうものは仕方ない。

治療はあと2回くらい続くとのこと。
また来週、よろしくお願いします。

妻「かわいかったから、つい」

週末を満喫して、明けて月曜。
しかも、夕方から雨。
そんなアンニュイしかない時に、
妻が買って帰ってきたものは。



お花。

「変わったガーベラがかわいかったから」

等、色々な理由で
お花を買って活けてくれた。
素敵だ。
これで今日という日も、
今から本番開始という雰囲気になった。
ふたり揃ったし。

さあ、ご飯を食べて
カウチでダラダラしよう。
(平常運転)

やらないか！ ツナギパーティーズ２

先日買ったツナギに、
親族からもらったハチワレワッペンを付けた。
妻のツナギには、
もちろんちいかわワッペン。
これでチーム感が300%くらいUPした（当社比）

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そして我々ツナギパーティーズは
先月から続いている「労働トリップ」に出かけた。
今日は電気工事士である妻の腕の見せどころ。
スイッチ2箇所、コンセント2箇所、
照明取り付け部2箇所。
すごかった。

私も電気工事ができればいいのにな、と思う事があるが、
妻がいる限りは不要なので、試験勉強してみようとか
そういう気は全く起こさない。

今日の作業が終わって、給油して車を洗って、
家に帰って、ゆっくりお風呂に浸かる。
その後は、早起きしたし疲れたので、
すぐ寝てしまうだろう。

洗濯さえ終わればもういつでも寝ていいので、
早く終わらないかな〜と待っていると…



洗濯により、ハチワレ剥落。



妻のちいかわは無事だった。

妻いわく、妻のツナギはポリ混紡だが
私のは綿100％だからではないかとのこと。

ツナギパーティーズ、初回ライブの直後に
強制解散されてしまうのか。
どうすれば…

わからないのであきらめて寝る。


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カタストロフィは突然に〜１７年目の崩壊（４）：あした

歯科医院に行って、
17年ぶりに本格的な虫歯治療をしてもらい、
3日経った。
「ぼくわたチャンネル」ではタイムリーに
歯医者ネタをやっていた。



見終わったら笑顔になっていた。
1回目の治療まではそんな余裕もなかった。
とにかく歯根あたりが滅法痛かった。

治療の翌朝は、頭が少しぼやっとしていたが
水を口に入れても、食べ物を噛んでも
前日ほど痛くなかった。すごかった。

何がすごいかって、治療があまり痛くなかった。
麻酔はチクッとしたが、その後のあれこれは
全然痛くなかった。
かかった時間も短かかった。
昭和時代に通った歯科医院と
比べ物にならないのはもちろん、
17年前の歯科医院よりも良くなっている。

治療の次の日、職場の人に、
歯科医に行くため毎週1回は定時ダッシュすると伝えると
「そう言えば私も、そろそろ行かないと」
と言った。

「いや、それはすぐに行った方がいいですよ。
　今の歯医者ってすごいから」

虫歯なら少しでも早く治療したほうがいいので、
心からの善意で、熱心に勧めた。
ただし、私と同じ日に定時ダッシュしないという
条件付きだが。仕事に差し支える。

来週に続く。

カタストロフィは突然に〜１７年目の崩壊（３）：将来の不安

「やっぱりね、詰め物って、
　どうしてもダメになるものなんです」

医療行為が終わった後、
歯科医はそう告げた。

私の左上の奥歯を17年間守ってくれていた
カナダの詰め物は、いつの間にかどこかから崩壊し、
バイキンが侵入。
そこからは、詰め物で見えない部分を
静かに食い荒らされていたのだ。

いつからだったのか？
それはもちろん、わからないが
なんとなく、この冬の長い体調不良と
関係があるような気がしてならない。

あと何回か治療に通わなければならないが、
幸い、歯自体を抜く必要はない。
次の詰め物がまた17年もってくれたら、
65歳くらいまでは大丈夫。

いや、待てよ、17年前に同じ歯科医に
同じように入れてもらった詰め物たちも、
もう耐用年数いっぱいということになるのでは。

もっと頻繁に歯を磨こう。
そして、ちょっとでも沁みたら
相談に行こう。
と思ったが、のどもと過ぎたら
痛みを忘れる気しかしない。
情けないが本当だ。

カタストロフィは突然に〜１７年目の崩壊（２）：カナダの思い出

先週、水が奥歯に沁みるようになった。
そして３日ほど前から、噛むととても痛い。

そう伝えると、２年ぶりに会う歯科医は
前回のレントゲン写真を見ながら、

「やっぱりあれかなあ…」
と言った。

その後、新たにレントゲン写真を撮ると、
「やっぱり、骨が減っているから、
　これが怪しいですね」
と、先ほどと同じ歯を指差した。

「…ここに、大きな詰め物をされてますよね。
　この隙間から虫歯になってる可能性がありますので、
　まずは詰め物を取って中を見ます」



そして、麻酔銃もとい、注射器の準備を始めた。
麻酔が効きはじめると、器具が回転し始める。
今ターゲットになっているのは、
確か、16〜17年前にカナダの歯医者で
治療してもらった箇所だ。

キュインという音で、掘削が始まった。

カナダの思い出の一片が粉々になって消えていく、
なんてことは全く頭になく、
早く取っ払って治療してほしい一心だった。